2020年3月21日土曜日

トゥルーディティクティブ シーズン1 ネタバレ感想




True Detective シーズン1 

2014年 HBO

66回エミー賞5部門受賞
72回ゴールデングローブ賞 ダブル主演男優賞と助演女優賞
批評家協会賞 男優賞 マヒューマコノヘー


。。。。。。。。。。

最初はネタバレなし感想から。


最後まで全部見た感想は「すごく良かった、見て良かった」です。


でもエピソード3くらいまではテンポも遅くて「なんか、だらだらしててイマイチ」

テレビだったら見るのやめていたかもしれません。

夫が超お勧めしてたので昔1話だけ見てみたんですがマコノヘーさんの話し方、英語すっごくわかりづらい。

いつものオーラ―オーライの調子のもっとモゴモゴバージョン。ちっともわからない。(アメリカのHBOなので日本語なし)

話の筋も過去と現在行ったり来たりで(あまり好きじゃないので)ちょっとイマイチだなあと思ったので見るのやめたんです。


それが1年半ほど前の日本旅行で六本木のツタヤで半額セールでブルーレイを見つけました。

夫に「これ見る価値ある?」「あるある!!お勧め」というので買ってきました。ハイ日本語字幕付きを。小難しくて巻き戻しで聞き直したりしないで寝転がって気楽に見たいなと。

で、見始めたのですが。やっぱりわかりにくい(笑)

そして最初に言いましたけどエピソード3くらいまで、非常にゆっくりテンポでおまけに1995年の過去と2012年の現在に行ったり来たりするのでわかりずらいです。


「ああ~お勧めっつうから買ったのにい!でももったいないから全部見よう」てな感じでした。結果的には見て大正解でした。ワタシね、気が短いの…。だから、すぐやめちゃうの。

ドラマのちょいあらすじ。

95年に起きた猟奇殺人事件を担当した2人の刑事の物語。
ルイジアナの小さな町で鹿の角がかぶせられ全裸で縛られていた遺体が発見されます。
担当刑事のラストとマーティンが手掛かりを追っていきます。
その後音信も途絶えた2人ですが2012年に似た事件が起こり、2人は取り調べを受けることになります。






何がすごいって、役作りですね。特にマコノヘーさんの12年後のボロボロさ。

こういう人よくいますね。お酒とたばこの匂いぷんぷんしてる人。麻薬やってたよね?っていう感じでトレーラーハウスとかに住んでそうな感じで。

映画の主役2人!すごく豪華ですね。この頃から映画俳優がどんどんドラマに出るようになってきました。NetflixとHBOの前は映画俳優がドラマに出るっていうのあまりなかったですよね。

この2人だけでも見たいなーと思ったのです。ゴールデングローブ賞主演男優ダブル受賞ですよ。すごいですよね。でもその価値あると思いました。

この2人がすごく良かった。軽い相棒物ではなくて、すごく重いんです。

辛く重いテーマなのに見終わった後の余韻がすごく良かったです。アンビリーバブルの余韻に似てる。
こちらもティーンのレイプという辛いテーマですが余韻がすごく好きでした。




トゥルーディティクティブ ネタバレ感想。



ラスト役のマヒューマコノヘーがすっごく変わり者の役で登場。95年も変わり者2012年はそれプラス世捨て人。

1995年に2人で捜査中にマーティーの家にディナーに呼ばれた時の事が忘れられません。幼い子供2人いるのにへべれけで現れます。

この時はマーティーのほうがまともな家庭人に見えました。しかーしマーティー役はウッディハレルソン。そんなわけない(偏見です)

若い女性と浮気というよりものめりこんでおりました。気が短いし自分勝手で最低男です。一度バレて別居になり数年間は反省。で、またやっちゃいます。

こういう家庭の裏のドラマが詳しく描かれるのでドラマって良いですね。映画だと足りなくなりますよね。

で、捜査の方ですが鹿の角アリの遺体はドラマ版ハンニバルに出てきたのに似てました。

こちらも儀式的だしこれは連続殺人ではと捜査になります。

この辺りのシーズン3くらいまでの地道な捜査がちと長かった。現在の取り調べの方も特にマヒューはわけわからないこと言っているし。

しかーしエピソード4くらいから、すごく面白くなってきます。

途中の麻薬関係のバーへの侵入捜査はハラハラしました。犯行現場を発見するところも。

スピードアップアップです。

特に現在の捜査になる後半エピソード7と8は圧巻 

エピ8までしかなくて残念でしたけど、この長さで良かったんだと思います。

特に最終回というかエピソード8は良かった。特に最後。

2人とも本当にうまい!! 

病院で子供たちを見てどれほど大切なものを失ったか思い知ったマーティー。最後の最後に感情を爆発させたラスト。

宇宙とか星とかちょっと難しい話でしたけど余韻がすごかったです。

8時間の素晴らしい映画を見た感じでした。










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