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2021年7月3日土曜日

The Wire  ザワイヤー シーズン5まで全話見た感想 ネタバレ

 

あ~終わってしまった。ザワイヤー 名作でした。


最終回まで毎日のように見て、次がエピソード10というところで倒れました。その間は見られずに遅くなってしまいました。最終回だけ2時間近くあったので体調を整えてから、臨みました。笑

シーズン5の感想です。今回はネタバレ全開です。




前半はガラッと雰囲気が変わりマスメディアが中心で正直「え~もっとストリート~」と思いましたが、ちゃんと出てきます。

シーズン4が面白すぎたので、正直シーズン5は最初ハマれませんでした。

新聞社のあれこれも興味深かったけど、このドラマにはちといらない感じがしました。


シーズン5はいろいろと納得いかなかったです。

というか、あれが現実なんだとわかっているんです。

胸糞悪いけど、現実から目を背けなかったからこそ「名作」と言われるんですよね。わかってはいるけどおお、私は納得いかないんじゃ。笑


何も変わらないストリートの人たち。抜け出せない負の連鎖。


シーズン4の子供たちで抜け出せたのはネイモンドだけでしたね。デューカンは中毒者にランディーも施設でワルに、マイクは殺し屋を経て、オマールのようなギャングに。

ちなみに英語だとオーマァという感じの発音なので、ウイキなどで調べました。名前ってよく間違えるんです。ウオーキングデッドとかね、まさかダリルとメリルとは!(ダァ~ロとかマ~ㇽロゥって感じ笑)カタカナおそるべし!……話脱線しました。




オマール!!私の推し!wまさかまさか、あんな最後とは!!つらすぎた。出てくるたびに手をたたいて喜んでいたのに。どんな世界でもレジェンドと言われるような人が意外とあっけない最後だったりします。




でマルロが大手を振って出てきてるのが納得いかない~くやしい~。ストリートに戻ったのですぐに逮捕されるのかなと思いますが、なんか悔しい~。

この人全然カリスマ性ないよねえ。ちょいミスキャストかなと思いました。ストリンガーベルはさすがにすごかったなあ。



くやしいと言えば新聞社のあいつ~。最後に賞もらって「うそーん」ってなりました。そんなん、あり?あるんですよね、きっと、たくさん。出てくるたびに「イラ!」ってなる顔w



そしてそして大暴走のジミー 流石にバンクでさえドン引き&激おこ。そうだよねえ。絶対に逮捕やんと思っていたら、こちらも上の大人の事情で、まさかのお咎めなし。

こうやって隠されたいろいろなこと、どれほどあるのかなと思いました。


いやいや、ジミーさすがにそれは、あかん!


ドンドン、大ごとになっていくところは見どころでした。ジミーもきっとあのまま変わらない。熱心な警察官だったかもしれないけれど、ここから良い父親、夫になれるんだろうか?

正義感の強いセドリック。表に出したかっただろうなと思いました。でも彼女が責任負わされると思うと口にチャック。うう~ん。

ずっとモヤモヤしてました。パーッとすべて解決でハッピーエンドで終わらないことろがいいんだと思いますけど、ずっと、引きずってます。

ああもうシーズン6で解決してよう。笑


でもバブルスだけは良かったなあ。シーズン1で出てきたときは、きっとすぐ退場と思っていたのに最後まで登場。しかも麻薬から抜け出せた。

辛い現実を突きつける(ザワイヤー)ですが、ここのメッセージは良かった。

世の中は無常だし、ほとんどの人は変わることはできないけれど、時には人の助けで、または自分の意志で変わることができる人もいるんだ ということですよね。

そう思うと希望が湧いてきます。

シーズン1から見違えるように小ぎれいになって。いい役者さんだなあ。

バブルスに明るい未来が待っていますようにと願ってしまいます。


素晴らしいドラマでした。次は何を見ようかな。また捜査ものがいいな。





2021年6月13日日曜日

The Wire  ザ・ワイヤー シーズン4 神ドラマ最高のシーズン

 シーズン4 昨日見終わって放心状態です。

余韻を引きずりまくっております。何これ、すごいドラマ。

今まで見てなかったなんて信じられないぞ。ドラマ好きな方々が口をそろえて

素晴らしいドラマ!!と言われるのも納得です。私の中ではブレーキングバッドがずっと1位ですが、このシーズン4を見て順位入れ替わるかもと思いました。シーズン5の最後まで見るのが楽しみすぎます。

最初はネタバレなしの感想から。




海外ドラマはシーズン1が一番面白くて、後はだんだん尻すぼみ&フィラーが多いのですが、ザワイヤーはシーズンを追うごとに面白くなっていきます。

ただし、シーズンごとには前半がスローテンポでこれからの説明的な描写も多く、やや退屈なシーンも多々ありました。すごく好きな感じで始まったけど「言われてるほど名作じゃないんじゃ?」と思ったりしました。

しかーし中盤からの追い上げ、後半の畳みかけが本当にすごい。毎回最後まで見てよかったあと思います。


ショーランナー、プロデュ―サー、脚本が新聞の警察専門の記者デビッドサイモン。ボルティモア殺人課の刑事から公立学校の教師になったエドバーンズ。なのでボルティモアを徹底的に描いていてものすごくリアルです。

私たちが見ることのできない黒人貧困層の生活とそこから抜け出せない人たちの葛藤を見事に描いていると思います。


シーズン4の中心は学校でストリートキッズたち。刑事から教師になったエドバーンズが脚本のパートナーなのですごく納得です。どれほど実体験が描かれているのかとぞくぞくします。

オバマ元大統領のお気に入りのドラマの一つだそうですが、このシーズン4で決まったんじゃないかと思いました。


私の大好きなブレーキングバッドはエンタメとして素晴らしく、脚本それから演技が素晴らしいのですが、現実としてあり得ないストーリー(あるかもだけど?)ですが、ザワイヤーは今日もどこかの街角で同じことが繰り返されているだろうというリアリティーがあります。


「きっつい!」と何回言ったか分からない、でも次が見たい。多分一人で見てたら朝までビンジしていると思います。これは途中でやめられない。

特にシーズン4は14歳(8年生)の子供たち4人が中心の物語で、つい(おかあさん目線)でハラハラしながら見ました。「家に帰りなさい!」みたいなw

シーズン5まで見てまた感想を書きますが、本当に素晴らしいドラマです。


この下の写真の4人の少年たちがシーズン4の中心になります。かかわる刑事たち、ストリートで力を伸ばすマルロの一味、市長選と盛りだくさん。でもきちんとまとまっています。


この写真の下からネタバレです。





      


。。。。。ここからネタバレ。。。。。



シーズン4はジミーは制服警察官に戻り出番がほぼなしです。主人公じゃないの?笑

幕開けはかわいい顔して残酷な殺し屋スヌープがネイルガンを買うところからで、このネイルガンが物語に大きくかかわってきます。

マルロの勢力が大きくなり、邪魔な奴はガンガン消していくスタイル。ひどいわあ。

それから市長選でカルケティーが市長になり、すぐに問題が山のようにあり、特に予算関係でもめます。


それから推しのwオマール。健在です。大好き。マルロにはめられ刑務所に入れられ危機一髪(敵が多いので懸賞金かけられている)バンクに貸しがあるだろと頼み危機を逃れます。


シーズン4の物語の中心は8年生(中学2年)の4人の男の子。黒人貧困層で親が麻薬中毒者や刑務所に入っていたりそれぞれ問題あり。シーズン3で警察官をやめたプレッツが教師としてこの子達にかかわってきます。




写真左からデューカン(デューク、ドゥーキー)

親は薬中で非常に貧しい生活。食事もままならず、シャワーもない生活でクラスメートから「臭いから席変えて」と言われてしまいます。

プレッツは最初こそ、ひ弱でダメな感じの新米教師ですが、すごくいい先生になっていきます。プレッツ金八!デュークにランチをあげ、学校のシャワーを使わせ洗濯までも。そしてデューキーは学業に専念でき、飛び級になります。これが後ほど災いします。ここも辛い。高校になじめず学校に行かなくなり、さらに家を出る羽目になりまたストリートに戻ります。デュ―クを救えなかったプレッツ。


ランディー

悪い子ではないのですが学校でも商売(チョコレートバーの売買)して怒られたり、ちょいワルです。ムードメーカーでいつも笑っていてかわいかった。学校でちょっとした見張りを頼まれ、そのことで校長に呼ばれ「実は殺人見たことある」とつい言ってしまい、これが後から大ごとになります。ハークはこの取り調べでポカしたり、ビデオカメラでも失敗します。バカバカ~!

この取り調べから、どこに行ってもスニッチ(警察などに情報を売る裏切りもの)と呼ばれついに家に放火までされます。カーヴァー(出るたびに神父!!って思うw)が親身になり守ろうとするのですが、こちらも守れませんでした。


次のマイケル

一番運命が変わってしまった。やはり母親が麻薬中毒者。貧困の中、父親違いの弟をとてもかわいがっているけれど、だれにも頼らない骨のある男の子。でも弟の父親が戻ってきて生活は一転します。

最初わからなかったのですが、この父親に性的虐待をうけていたようで(映像には出てきません、間接的なセリフなどでわかりました)悩んだ末にマルロに殺害の依頼をします。ああもうどうしてプレッツとかに言わなかったのかな?遠ざける以上の憎しみだったのかと思いました。

このせいで親身になってくれていたボクシングジムのタイリースwじゃないデニスコーチにも心を開かなかったマイケル。すごく素質があったのに、この殺人の件からマルロの下で暗殺の仕事を始めます。


ポニーテールのネイモンド 

父親が懐かしのウイーベイ(シーズン1)家に熱帯魚がまだいて笑いました。口も悪く、攻撃的で学校の問題児だったのですが、コルヴインの熱心な指導のもと少しづつ変わっていきます。母親が最低の最低。ストリートで麻薬売ってきな!とけしかけます。ひどいわあ。

ストリートに立つようになり暴力沙汰が苦手だと気が付きます。でも母親のためにやめられず。コルヴィンはなんと刑務所のウイーベイに面会してネイモンドの里親になることを決めます。

4人の中でネイモンドだけが抜け出すことができたのかなと少し希望が。でもこんな事きっとすごく少なくて、実際には後の3人の運命の方がうんと多いのだと思います。



そして大好きなバブルスもストリートキッズの一人シェロッドと親密になり、学校に戻すために「叔父だ」と嘘までつきます。プレッツとばったり会って「アンダーカバーだろ?黙ってるよ」と言った時は笑った。

バブルスはカートでシャツを中心にシェロッドとストリートセールを。しかし目を付けられ毎回襲われてしまいます。ここ辛かった。そして麻薬に劇薬を混ぜて殺そうとしてシェロッドはそれを飲んでしまいます。わかっていたけど、ものすごくつらかったです。泣き崩れるバブルス出頭して首をつっていたときは「ぎゃ~!」って叫んでしまった。バブルスもまた少年を救えなかった。自分自身も。


負の連鎖と言うか、この生活から抜け出せない子供たち。ずっとはらはらしました。最初に4人が集まって話をしている時に銃声が鳴り「今のあれだったよな」と銃の名前いうところで、置かれている状況がよくわかります。

そしてゾンビを怖がる子供らしいところと「じゃあ見に行ってみる?」と廃屋に入って死体袋を見つけて「な、ただの死体だ」っていうところはぞっとしました。そんなん見慣れているってことなんだなと。

とんでもない世界に見えますけど、こんな暮らしをしている子供たちどのくらいいるのかと心配になります。

希望はコルヴィンとネイモンド。コルヴィンはシーズン3でも麻薬合法地区を作ったりして、ちと変わってるとこがあるので、モデルがいたのかもしれないですね。


それから後半ジミーボウディーとランチしたりして、ちょっとほんわかしたのですが、車に乗り込むところを見られて、これも密告者だと射殺されます。これをしたのがマイケルで、ああもうなんだかもう、何とも言えない~。ジミーもまたボーディーを救えなかったんだな。辛いです。ジミーがこれで殺人課に戻ることに決めたのかな。


シーズン4は本当にすごい名作です。まだまだ他にもサイドストーリーがあるんだけど、政治関係にあんまり興味ないので、そこは飛ばしますw 


希望の一つは学校が結構まともなところかなと思いました。荒んだ学校も見たことがあるので、大げさじゃないんですよね。先生によって大きく運命が変わることあると思います。


あああシーズン5で終わりなんて悲しすぎる。バブルスどうなるの?オマールは?はらはらしつつ最後まで大事に見ます。











2021年6月1日火曜日

The Wire  ザ・ワイヤーシーズン4 見はじめました。3話まで

 シーズン3終わったばかりですが、すぐにシーズン4を見はじめました。

いやあ~おもしろいったら、ありゃしない。笑 家族3人揃わないと見てはいけない掟(誰が作ったんだ!)なのでなかなか進みません。一人だったらビンジでずっと見ちゃうかも。

お気に入りのバンク(前回間違えてバンクスって書いてました、書き直します)が出てくるのでうれしい。主人公のはずのジミーの影がシーズン2からずっと薄いw

ネタバレはないと思いますが(まだ3話だし)内容をほんの少し書きます。


***




シーズン3も良かったけれど、シーズン4すごく気に入っています。今までのストリートドラッグはそのまま、今度はもっと下の世代。ああ子供たち!

シーズン1もきついシーンがあったけど、このシーズンもありそうですね。怖いよ。

学校に行ってるはずの子供たちがドラック蔓延しているストリートで手伝いをしてる。犯罪にどっぷり手を染めている。そうしたくなくても、いつのまにかギャングの人員の一人になっている。

アメリカの荒れた地区の中学校がリアルです。軍で3年ごとに異動だったので、息子はあちこちの小学校中学校高校に通いました。その中の一つが似た境遇でした。どの学校でも一度はボランティアをしたので学校ですごく違うので驚きました。

無関心の両親にぐれぐれの子供たち先生も投げやり。そこは麻薬問題もあったところです。

引っ越して学校を代わり、生徒たちの態度があまりにも違うので驚いたのを覚えています。このことはまた別のブログに書こうと思っています。

ドラマの中とは言え、あの子たちは抜け出せない。あのままお父さんと同じようにドラッグディーラーになり、刑務所暮らしをするのかなと思うと辛いですね。どうしても感情移入してしまうというか子供が出てくるのはつらいよ。

タイリース(じゃないけど)良い役してます。それからリトルフィンガー(じゃないけど)どう見てもうさん臭い。笑 今回皆バラバラになって、どうなっていくのかな?

元気ない日々ですが、すっごく楽しみ。これから夕食作って、その後に見ます。わーい。



2021年5月24日月曜日

The Wire ザワイヤー シーズン3 感想 やっぱり素晴らしいドラマ!

 


毎日、1ワイヤーw この世界観にはまって他のドラマ見られません。

途中歯医者での手術なんかあったので、すっかり見るの遅くなりました。


シーズン3 感想

またストリートの麻薬戦争に戻りますが、政治が絡んできます。

シーズン1も2もですが3は特に前半のテンポがスローでした。中盤が特に。

しかし後半からストリンガーとエイボンとオマールのあれこれがものすごく盛り上がります。いや素晴らしい。やっぱり好きだなあこのドラマ。

骨太!!しびれる!

一つ文句があるとすればベッドシーンが多すぎるかな。しかも毛布に隠れていたりしないで、尻丸出しのw 大人とはいえ息子と見ているのでちと気まずい。もともとあんまりベッドシーンいらない派です。バイオレンスはOK ラブはいらん、みたいな。

でもワイヤーのベッドシーンはラブじゃないの多いです。体だけの関係とか一夜限りとか。昼は優秀な刑事が夜はバーでグダグダでナンパとか。すごくリアルだなと思います。「警察官もスーパーマンじゃないよ、いろいろな悩みを抱えているんだ」に焦点を当てたのはヒルストリートブルースが最初だったと思います。かっこよく解決していく刑事ものが多い中、ザワイヤーのような重くてリアルなドラマ好きです。

社会派で重いとはいえ、笑えるところも結構あると私は思いました。問題児ジミーの表情とかパートナーのバンクスとか。セリフも結構きわどくてストリート独特のスラングも多くて一時停止して意味を聞いたりしてます。

刑事の方では私の一番好きなキャラはバンクです。酔っぱらいのグダグダぶりがいいですね。笑

ストリートの方の好きなキャラはオマールとバブルス 笑 どっちもすごくいいキャラ。バブルスのルックスはリアルでいいですね。


ここからネタバレ感想


舞台は港からストリートに戻り政治色が強くなってきます。

ゲームオブスローンズのリトルフィンガーとウォーキングデッドのタイリースが登場。あ!って思って誰だっけ?w フィアーの方の人だと思った。

事件が絶えないボルティモア。犯罪率を下げれとロールズが部下に煽るところ本当に意地悪。

そして「犯罪率を下げるには」と考えたのがコルヴィン警視の「この一角だけで麻薬売らせちゃえ」作戦。いやいかんでしょ!w

確かに絶対にドラッグ商売がなくならないのであれば、場所を決めるというのもありかなと思うし、今現在マリファナがどんどん合法になっていくのを見ると時代を先取りとも思えます。

この地区で働いているのがハーク(神父ゲイブ!)とカーヴァ―。カーヴァ―は「もうやってられない」と新聞社にリークします。

麻薬フリーゾーンなんて大問題ですよね。コルヴィン警視辞職でかわいそうだったけど、しょうがないよね。

シーズン3で1番の山場は後半蝶ネクタイの殺し屋ブラザーが帰ってきて、オマールと一緒にストリンガーベルを撃ちに行くところ。ここはすごい迫力で良かったです。

ストリンガーベルも良いキャラだったな。頭脳で勝負しようとして大学まで通って。でも早く出てきてエイボンともめて、自分でディアンジェロの事言っちゃいましたね。ここもびっくりしたけど、妹に言わないエイボンにも。

シーズン3もいろいろありました。ダニエルズは離婚寸前でパールマンと浮気。パールマンと別れたジミーは元妻ともうまくいかず、新しく出会った女性とも寝室を共にしただけで、食事デートで振られ(ここ結構きつかったですね、なんていうか育ちの違いみたいな感じがして)仕事ではディアンジェロの自殺を洗いなおし他殺を疑い、プリツビルスキーが刑事を撃ち殺したり。ダニエルズやフリーマンが慰めるところ良かったな。

事実だけ見ると「差別主義者の白人が黒人刑事を撃ち殺した」に見える。ここもすごくリアルですね。反対にトミー(リトルフィンガー笑)が立候補しようとして笑われるところとか(ボルティモアは黒人が多いので白人のトミーは不利)2004年の作品なのに、現在でも問題な社会問題をたくさん詰め込んできています。

脚本と原案素晴らしいですよね。やっぱり経験がものをいうのですね。

シーズン4もめちゃ楽しみです。







2021年4月30日金曜日

The Wire ザワイヤー シーズン2 ネタバレなし、あり感想 

 The Wire season2


シーズン1も2も「こんな素晴らしいドラマを今まで見ていなかったなんて!」と思えるほどの完成度です。

IMDbは9.3で、ゲームオブスローンズと同じ点数でした。ドラマ好きな人たちがこぞってThe Wireの名前をあげていたんです。

ゲームオブスローンとブレイキングバッドそしてザワイヤーって。え!!そんなにすごいの?地味そうだし、つまんなそうと思っていました。(ごめん)


2021年やっとやっと見始めて……はまったw 2002年から2008年のドラマなのに!約20年遅れで見ました。それでも見てよかったなあ。夫と息子もハマりにハマり3人で鑑賞。

2002年のシーズン1はさすがにちと古臭い部分も多かったけどシーズン2ではもうかなり現代に近づいてましたね。映像もびっくりするほどきれいです。HBOだからなのかリマスターみたいなやつなのかわかりませんが、すごくクリアです。


ドラッグ、ギャングなど社会問題たっぷり取り入れつつ、すごくリアルな捜査ドラマです。

シーズン1の感想を書きました。今日はシーズン2についてです。

シーズン2はシーズン1と少し違うストーリーでした。1の登場人物もたくさん出てきます。

1も2も「わあ~」っと盛り上がるまで少し時間がかかりますが、脚本の完成度や演技、撮影も文句なしのドラマでした。


画像の下からネタバレです。





それではネタバレ感想です。


シーズン1ではボルティモアのストリートの麻薬売買に焦点を当てていました。シーズン2はボルティモアの港が主な舞台になります。ここでまた「え~これまた地味な…」と思いました。しかーし、いきなり海中からとコンテナの中から女性の遺体13体が見つかります。

マクノリティーしっかり左遷されていて笑った。ボートで海上警察やってます。でも最初自殺と思われた遺体の調査を始めます。

このシーズン2のメインの一人フランク・ソボトカ


湾岸労働者組合の会長なのですが、政治家にバンバン使うお金がある。おかしいぞとバルテェク警視正がロールズに捜査命令 マクノリティー除くシーズン1の全員がまた結集。

ジミーマクノリティー主人公なのにシーズン2ではあんまり出番ないですw

途中から捜査に加われますが中盤以降で見せ場はほぼなしだし、嫁とは元に戻れないしダメダメのまま。

さてフランク 密輸やって稼いでます。でユニオンのためにお金使ってます。息子のジギーがびっくりするほどのバカキャラw すっごくイライラしました。いとこのニッキーは反対に頭が切れるので「グリーク」と呼ばれる犯罪者組織と麻薬の売買に手を染めていきます。

写真 本当にムカついたジギー   



写真左がニッキー ちょっとベンアフレック入ってる?w右がおじさんフランク
最後びっくりしました。あ~あそんなあ。



この3人がメインでジャンジャン話が進んでいきます。

新キャラの女性警察官のエイミーもなかなか良いキャラしてた。

キャラクターが本当に皆良いんですよね。ジギーにしてもイラっとしますけど、切ないところもあるし。

ニッキーがいくら頑張っても両親の家の地下に住み、子供がいてもアパートさえ買えないという社会問題もなかなか。悪に手を染めていくところ、つらいです。

で、そのあいまに、ちゃんとシーズン1の麻薬ギャング関係者出てきます。

刑務所に入っているエイボーンとディアンジェロ
外の世界で取り仕切っているのがストリンガー

もう抜けたいディアンジェロをストリンガーが命令して殺害!

ディアンジェルの事は以前相関図を見ていてネタバレ見ちゃったのですが、それでもびっくりしました。

エイボーンがやったのかと思ったけど、さすがにファミリーだもんね。ストリンガーはディアンジェロの奥さんとも不倫しているし、ひどい男です。

でも大学で勉強していたりして面白いキャラクター。
洋服も全然ドラッグディーラーに見えません。上に立つ人って結構こういう感じなのかな。

なにしろ20年もボルティモア警察の刑事だった人が脚本も手掛けているし、徹底してリアルにこだわっています。

私のお気に入りキャラクターはバンクとレスター。特にバンクはセリフも面白くて出てくるとワクワクします。笑 ジミーと良いコンビ。

それからバブルスと相棒 ものすごくリアルですね。本物みたい笑
歯もがたがたで(バブルスの歯は黒く塗ってました。一度見えた)これぞ麻薬常習者と言う感じです。それにしてもバブルスは憎めないなあ。

バードの裁判のオマーがすごく面白かった。ネクタイもセリフも完璧w

後半助っ人に来た蝶ネクタイのブラザーを殺すようにそそのかされたオマーですが、黒幕がストリンガーだとわかり救急車を呼びところ、良かった。

そしてブラザーも真相がわかってストリンガーに「自分で決着をつけるよ彼らに」って複数形で言うところ怖かったです。

ストリンガーがThem?って聞き返すんですが、それ以上何も言わず。

あああシーズン3でやられるウ~と勝手に想像。

フランクの最後は驚きました。まあそうなるとわかっていたけど、なんか切ないなあ。自分のためにお金も使っていなかったのに。息子は刑務所だし。

最後の最後にニッキーは撃たれると思っていたけど、何もかも失ったところで終わりました。グリークのトップ2人逃げちゃったし。これもシーズン3に続くのかな?

これからも楽しみです。それから男っぽい映画やドラマに家庭のいざこざが加わっているのが大好きなんですが(スコセッシの映画とか)そこが入っているのも良い。

ダニエルズと奥さんは別居中?ジミーの奥さんも戻る気なし、それからキーマも子供が生まれることに全く興味なさそうだし、こういう再度ストーリーも楽しみです。

シーズン3も一話見はじめました。本当に楽しみ!!















2021年4月12日月曜日

The Wire ザワイヤー シーズン1 見ました ネタバレなしあり感想

 The Wire シーズン1 




2002年から2008年まで放映されていた警察ドラマ。

いやああ噂には聞いていましたけど、本当に良かったです。

ボルティモアを舞台に麻薬売買人たちと警察の捜査を中心に社会問題もたくさんぶっこんできます。

オバマ元大統領が素晴らしいと言ってたので、上品な感じなのかと思っていましたけど正反対でしたw 言葉などもとってもリアルでございました。


すごく骨太!そしてリアル!!


男っぺえドラマや映画が大好きなので、しびれるうう~!!

リアルなのは理由があって、まずはクリエイターのデビッドサイモンはボルティモア・サン紙の犯罪記事専門記者を13年つとめていたこと。それからサイモンと脚本を共著し他プロデュ―サーのエドバーンズはボルティモア市警察殺人課に20年勤続した刑事

殺人課に20年ってすごいことなんだそうです。特にボルティモアのこんな場所で!行ったことないんですがw すごくリアルだそう。LAに例えると、あんなところかなーこんなところかな?と想像してます(こういう場所たくさんある)

今はのどかなオハイオで平和に暮らしていますが、例えば住んでいたLAのベルセグンドエリアはすぐ隣がイングルウッド 近くにはコンプトンというどちらも悪名高き町があり、こういうところあったなあと懐かしく思いましたw

ザワイヤーと関係ないのでLAの話は別のブログに書きます。笑

イドルスエルバさん!ここからスターになったんですね。この人もイギリスの俳優さん!だから夫は最初「違う人じゃない」って言ったくらいのバリバリアメリカドラッグ英語笑


右端‼マイケルBジョーダンですよ!かわいい。その隣はTWDに出たあの人
神父ガブリエルも出てます。




主人公のジミーになるドミニクウエストかっこいいですね。
この人もなんとイギリスの俳優でした。また騙されたw 皆アメリカ発音うまいな!




シーズン1のネタバレ感想です。




名前が良くないよねと思いました。The Wire 盗聴の意味で、なんか地味な捜査なんだろうなと勝手に想像してました。

当時全く話題に上らず、数年してじわじわと「すごくいいドラマがある」と評判になりました。日本のドラマ通の方たちも「すごくおもしろい」と軒並み絶賛。うん、これは見ないとな!

シーズン1 私たちは初めから好きな感じで面白かったんですが、すごく大きな展開もなくて、盗聴もなくて「あれ?」って感じだったんですが4話くらいからぐぐぐ~~っと面白くなります。

私のお気に入りのシーンは第5話(だったと思う)主人公のジミーマクノリティーとパートナーのバンクが殺人シーンの弾丸の捜査をしているシーン。

数分セリフがずーーっとファックだけなんです。遺体写真とフロアのパターンが同じことをチェックして「ファック」弾丸の軌道を捜査して「ファック」

そんな風に少しづつ違う調子で、でもセリフはそれだけ ここはドラマの歴史に残ってもいいくらい素晴らしいと思います。すごく好きでした。リアルです。刑事だったことはないですけどwもしこういう捜査していたら「くそ!」しかでてこないんじゃないかなって。

このシーンでぐぐっと心をわしづかみに!そこからの捜査がすごく面白くて、夢中で見ました。

編集もおもしろくて、クリフハンガーではなく「え?ここで終わるの?」って言う何でもないシーンで終わることが多くて、今どきのドラマと違うなあと。

刑事同志の下品なジョークも多くて夫と息子に「今のどういう意味?」と聞いて後悔したりw

似てる顔の人が多くて混乱します。ジミーのパートナーのバンクとセネターとか。ノートにメモリました。傷があるのがオマーとかw

リアルさゆえに「え!その人殺さないで!」と言うシーンもあったりします。誰を消しても何も変わらない現実。抜け出せない生活。怖いですね。


シーズン2を見始めたのですが、ちょっとまた感じが違うので楽しみです。





2021年3月23日火曜日

ザ・ワイヤーを見はじめました。シーズン1のエピソード4まで

 



すごく気になっていたドラマ ザ・ワイヤー シーズン1の4話まで見ました。

最初は展開が遅いと言う方が多かったのですが、もうすごく面白いと思いました。

夫と息子と3人でステイホームドラマ会していますw 皆ハマってます。3話までイマイチと聞いていましたけど、魅力的な登場人物や面白い会話で飽きずに見ています。

今日4話を見たのですが、殺人事件の捜査で証拠集めの所がすごく良かった。特にセリフ!w

ぐぐっとおもしろくなってきました。

ザワイヤー知らなかったなあ。この頃有名だったのは24でしたっけ? なんとこの有名なドラマも見ていないのですが、2002年は日本にいたのと、その後病気になり闘病したりでドラマを見る余裕はなかったんです。

軽い映画とか、日本のバラエティーを送ってもらって見ていました。

古いドラマのヒルストリートブルースが大好きだったので、警察内部のドラマ大好きです。

まずキャストがいいです。今回は簡単なキャスト紹介です。

皆役にぴったりで、あっと驚く俳優たとえばイドリスエルバが出ていたりします。

このドラマは今のところ麻薬密売人VS刑事のドラマで、とある事件を捜査していくのですが、エルバさんは麻薬売買の方の人




夫は「すごく似てるけど英語の発音が違うから違う人かな?」と言っていたのですが(エルバさんは英国俳優)このドラマに合わせてアメリカ英語にしたそう。本人だった。すごいい。

それから若手(!)でウォーキングデッドの神父ゲイブリエル Seth Gilliam(セスギリアム)が刑事の一人に出ていました。役にはまってる、ゲイブリエル役よりいいかも。




それから、ボブ!Larry Gilliard,Jr.(ラリーギリアードJr)がストリートの麻薬関係者のほうで出ています。まだ子供!




子供と言えば子供の頃のマイケルBジョーダンも出ててびっくりしました!それからドラマに出ると「あ!あの人だ」と毎回言うランスレディックLance Reddick(初めて名前調べたw)大好きなドラマフリンジに出ていました。いつも誰かの上司をやっている気がする。w




主人公の問題ありありの刑事ジミーにドミニクウエストDominic West(すみません、初見です)集められた捜査のボスが上のランスさん。

問題ありのグループでセリフとか面白い!



脚本がすごくいい(セリフが本当にいい)のと、出てくる俳優の演技がうまい。
演技って大事ですよね。

ちょい古いけど、アメリカのドラッグで荒んだ町の感じがリアルです。

今の所捜査の展開は少し遅いですけど、これからぐぐっと面白くなると聞いているので楽しみい。