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2019年8月17日土曜日

オレンジイズニューブラック シーズン7 ネタバレ感想


Orange is the new black season7

大好きなドラマがついに終わりを迎えてしまいました。

シーズン7の最終回 エピソード13のIMDbは9・3と有終の美を飾りました。

すごくきれいにまとまっていたと思います。大好きなドラマの最後がひどいとがっかりしますよね。

もったいないから一話ずつ見ていたんですが、後半は特に良くて我慢できずに見てしまいました。

半分くらいまで、これ本当に終わるのかなと思っていたんですが、中盤からの追い上げがすごかったですね。

え!!え!!え~~~!! 

希望があったり絶望したり、すれ違ったり許しあったり。ううう。皆人間だよねえ。

コメディーがベースなのに深い問題もちりばめた良いドラマでしたね。

終わってしまって寂しい~!!

それでは盛大にネタバレ感想です。

↓から




season7は結構シリアスだったと思います。

金銭的なことだけを考えて運営する刑務所はすごく問題になっています。

それから移民問題。大きく取り上げていました。

違法移民に対して移民である私も「法律に従って来ればいいのに」と思っていた時がありました。でも国を命からがら逃げだしてくる人たちも多いんですよね。

このドラマではそういう人たちにスポットを当てています。初めて出てくる数人の移民はとっても悲惨な運命を迎えました。

ブランカを助けた女性は裁判で自らの権利を訴えます。正直同じ立場になったら同じくらいの英語力はないです。

ドラマですけど、実際も優秀な人はたくさんいるんだろうなと思いました。「不法移民」という言葉だけ聞くと、そういうことを忘れがちです。

さらにお金を積んでまた不法に入国しようとして山に捨てられてしまうような現実もあるんだろうなと。ショックでした。

ニッキーの彼女になったエジプト女性も国に帰ったら多分家族による死刑が待っているのだと思います。女性器切除問題にも触れていて今起こっている問題をこれでもかと詰め込んでいました。

それから黒人だから所長に就任して悩むタミカもリアルでしたし、出所してもホームレスでまた犯罪に手を染めるしかない現実も。

このシーズンで驚いたのはパイパーが本を書くところまで行かなかったこと。それからテイスティーの無実が証明されなかったことです。

なんとなく裁判で覆ると思っていたのですが、甘くない現実を突きつけられました。

一度は生きる希望を失ったテイスティー。迫真の演技に心打たれました。

目だけで泣かせますね。エミー賞取って欲しい~!

Me too運動まできっちりいれてるし、さすがです。
カプートかわいそうだったなあ。
そんなセクハラあったっけ?と思いながら見てました。

そして、ペンタサッキー。ここはきつかったです。
すごくがんばったのに。ルースチャックのバカバカ!!って。
合格してたのが本当につらかった。
諦めたらダメなんだよというメッセージよく伝わりました。

懐かしいキャラもたくさん出てきて、最後本当に良かったな。
あ~あの人!とかそうだったよね~と。

そしてパイパーとアレックス。パイパーは最後までちょっと情けないキャラでしたけど、アレックスを選んだんですね。

オハイオ行っちゃったアレックス。笑

最近よくオハイオ出てきますね。そして必ず誰かが「まじかよ!?」ってな意味合いで
「オハイオ~?」って言うんですよ。笑 わかるけど~。

素晴らしかったドラマですが、一つ驚いたことがあるので付け足しますね。

シーズン6の途中まで英語で見ていたんですね。きわどいスラングがわからないときもありました。本当にリアルでものすごく悪い言葉連発で皆すごく下品でした。

それが日本語字幕つけたとたん、全員上品になっちゃったんです。え?っと思ったら字幕。字幕だけ読んでいると、とても囚人が話している言葉じゃないです。

たとえばビッチどころかカン〇までよく出てくるんですけど字幕は「あの女!」とか「女ども」って。急に上品になっちゃった。笑

皆の英語ひどいです。語尾にいちいち「くそ」ってつけてるし笑

ああ、そんなセリフももう聞けないのかあと思うと寂しいです。

暴動の後の刑務所の様子が長くて現実離れしましたけど、最後にうまくまとまってすごくよかったと思います。

Netflix良いドラマを世に出してくれて本当にうれしいです。