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2020年3月14日土曜日

アメリカンクライムストーリー OJシンプソン事件 



OJシンプソン事件 ネタバレなしから。


見終わりました。見ごたえがあって面白かった~!!

アメリカンクライムストーリーのヴェルサーチがすごく良かったので、こちらも視聴することにしたのですが、こちらの方が私は好きでした。どっちも面白いです。

ただヴェルサーチの方はあまり事件のことを知らなかったのですが、OJシンプソン事件のほうは覚えていることも多かったので違う楽しみ方ができました。

当時まだアメリカに住んでいなかったのですが、裁判の真っ最中にカリフォルニアに数週間滞在していました。

アメリカの大スターだったOJシンプソンの元妻ニコールブラウンと友人のロナルドゴールドマンが殺された事件です。

すぐに第一級殺人事件の逮捕令状が降りたのですが、その後まさかの車での逃走。この場面も何度もテレビで見ました。

毎日毎日OJシンプソン。

裁判の生放送(これなぜできたんでしょうか?)その後は討論番組やトークショーで朝から晩までOJ一色でした。

夫ママずっとずっと見ていて、友人と会うとその話。

夫ブチ切れていました。

なので今でも「絶対見ない」というのでひとりで鑑賞。

3話まで見た感想がこちら 過去記事
OJシンプソン事件見始めました



はじめに俳優陣の感想から。

肝心のOJシンプソン役のキューバグッディングジュニアですが、ちと不満でした。特に声の出し方とか。有名な俳優を使いたかったと思いますが、あまりにもOJのイメージと違いました。

弁護士のドリームチームのシャピーロ役のトラボルタもいまいちだったなあ。なんか顔が不自然で。眉毛つけすぎい。

皆かなり似せているんです。

キムカーダシアンのお父さんのロバートカーダシアンはフレンズのデビッドシュワイマ―も顔の感じは似ていましたけど、始終泣きそうな顔でした。

とにかく素晴らしく演技がうまかったのが検察側のサラポールマンでした。

この人がいたからドラマにグッと入り込めました。


この後から一応ネタバレ注意です。有名な事件なので判決を知っている方も多いと思いますが、一応書いておきます。

↓ 

ネタバレ


検察のマーシャを中心に作られています。

注目を集める裁判なので検察官のマーシャはマスコミの餌食にされて行きます。ビーチでヌードになっている写真まで週刊誌に乗る始末。

特にOJが弁護士のドリームチームを雇ってからは凄い苦戦を強いられます。

世紀の裁判と呼ばれた大舞台。それから自身の離婚後の親権争いもしています。

頑固で冷たい検察官なのですが、ふと見せるお母さんの顔が最高でした。


検察側と弁護士チームの作戦すごかったです。

当時テレビで何度も見た(手袋入らないでどや顔)の裏にはこんなことがあったのかあと。

ドラマですから脚色していると思いますが、かなり事実に近かったのではないでしょうか?

ハウスメイドの証言は当時小ばかにされたんですが、このドラマではその部分はやってませんでした。今だとちょっと差別的でまずい感じなのかもしれないですね。時代を感じます。

陪審員を選ぶところもおもしろかったですね。弁護士はOJに有利なように黒人を一人でも多く入れようとします。いつのまにか殺人事件から人種問題へと変わっていきました。

裁判が始まり後半では現実も黒人対白人のようになっていました。

私は検察側が負けたのは有名な弁護士チームに歯が立たなかったのだと思っていたのですが、検察が有利な証拠を出せなかったのも問題だったんですね。

証拠だらけに見えたのに一つ一つつぶされて行きます。

特に手袋を発見した刑事が人種差別者だったことから一気に冤罪だ!という流れに。

何もかもまずい状況でした。なによりもまずかったのは当時の空気です。

ロスアンジェルスでは暴動があり、警察と黒人の間に一番緊張が走っていた頃。よりによって有力な証拠の手袋発見した刑事が他のインタビューでNワードを何度も使っていたこと。流れが一気に変わりました。

絶対に有罪と決まっていたような裁判がまさかの無罪で幕を下ろしました。

しかも陪審員たったの4時間で判決です。こんなに早かったとは。

この裁判では無罪でしたけど、ほとんどの人が犯人だと考えていると思います。


OJシンプソンは他のインタビューで「もし俺がやったとしたら」とぺらぺらとしゃべって、この数年後にも同じタイトルの本を出版しようとしていました。

遺族の大反対で出版取りやめになりました。

刑事裁判では無罪でしたけど諦めなかったロナルドの父親が民事裁判を起こして、こちらでは有罪になっています。



OJシンプソン事件のウイキペディアお手も詳しかったのでリンク置いておきます
こちら
https://ja.wikipedia.org/wiki/O・J・シンプソン事件





















2020年2月3日月曜日

アメリカンクライムストーリー OJシンプソン事件 見始めました。3話まで


アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件』(The People v. O. J. Simpson: American Crime Story




3話まで見ました。1994年のOJシンプソン事件のドラマ化です。

その頃カリフォルニアの夫の家族の所に行っていました。

連日連夜のOJ事件の報道。会う人皆同じ会話「OJがやったと思う?」特に裁判が始まってからは大騒ぎ(というか、もう全米熱狂)

夫ママ買い物中でも「あ!OJ始まる!」と帰るほど。

特に第2話のブロンコで逃走してハイウエイを上から撮影したシーン。当時も何回見たかわかりません。


法廷の事も法廷用語もよくわからなかった私は悔しいというか「もっと詳しく知りたいなあ」と思っていました。

そんなカルフォルニアの日から26年後にオハイオでNetflixにかじりついております。

どこまで事実に基づいているかわかりませんが、最初から有罪決定!というほど証拠があったOJの無実を勝ち取るまでの裁判の行方がこれからの見どころですね。

そう、事実に基づいたドラマって結果がわかっているから途中の見せ方が難しいですよね。

1話で遺体が発見されるシーンはショッキングでした。印象的なシーンは電話で刑事がOJに「殺されている」と伝えるところ。取り乱していたものの殺されたと聞いて「どうやって?」と聞かなかった。これはありえないですよね。一番知りたいことですから。犯人だったら知っていること。

そこからすぐに拘留されて逮捕状が出る1話 それを無視して逃亡するのが2話
アメリカの有能な弁護士が集まってドリームチームができるところが3話 

もし、OJじゃなかったら。有名人でもお金持ちでもなかったら。

有罪だったと思います。

世の中の不公平とか落ちたスーパースターいろいろな側面をきちんと描いています。

不満はキューバグッディングジュニアとジョントラボルタの演技です。なんか、ちとうーんでした。すみません。まだ3話ですが。

でもサラポールソンがすごくうまい! さすがです。

子育てしながらの検察の仕事。アンビリーバブルもそうでしたけど、子育てなどのリアルな生活を描いているところいいですよね。

4話からいよいよ裁判のシーンなのですごく楽しみです。

3話はサラポールソンの
「ドリームチーム? マザーふぁっか―!」で終わりました。

結果知っているだけに切なくなるう。











2020年1月12日日曜日

アメリカン・クライム・ストーリー ヴェルサーチ暗殺 見終わりました。




前半の感想はこちらです。

アメリカンクライムストーリー ヴェルサーチ暗殺エピソード4まで



アメリカン・クライム・スト―リー ヴェルサーチ暗殺
The Assassination of Gianni Versace: American Crime Story




ネタバレなしの感想からです。

見ごたえありました。途中ちょっとテンポが悪くなったところもありましたけど、後半ググっと盛り返します。

第一話に一番ショッキングな暗殺シーンを持ってきて、そこから過去に遡っていきます。

ただ、過去も時間があっちこちに飛ぶので、少しわかりずらいです。

8話でいきなり子供時代の話になるのですが、ここを2話に持ってきて、その後は時系を合わせたらもっと良かったなと私は思いました。


実話をもとにしたドラマが好きです。

この事件は有名ですけど詳細は知りませんでした。

もちろんかなり脚色されていると思うのですが、よくできていると思います。

「実話をもとに」している作品をそのまま信じることはないですけど、後から調べたり関連の本を読んだりして知識が増えるところがいいですね。

麻薬のパブロ・エスコバルとDEAの死闘を描いたナルコスもすごく見ごたえありました。

夢中になって見た後でネットで事件を調べたり、本を読んだりして勉強になりました。ナルコスは作品の中も本当の写真や映像がたくさん出てきましたね。

ヴェルサーチの暗殺のほうは本物の写真などは全く出てきません。

あくまでも「事実をもとに」はしているけどフェイクションという形をとっています。

ヴェルサーチサイドからは批判が出ているそうです。

ジャン二ヴェルサーチは優しく好かれる人柄に描かれていて、良かったと思いましたし、ドナテラはなんとペネロペクロスです。美しいです。どのあたりを批判したのか?と驚きます。イタリアのアクセント? まあそれは置いておいて、ヴェルサーチサイドのファミリーは美しく描かれていたと思います。

反対に徹底的に嫌な奴に描かれたアンドリュークナナン。

演技がうますぎて本当にむかつきます。前半はあまりにも嫌な奴で見続けるのをちょっと休憩したくらいです。


このドラマは2018年1月からテレビ放映だったのでほぼ1年後に見たことになります。

前回間違えてNetflixと書きましたけどFXのトゥルークライムシリーズでした。書き直しておきます。
日本のNetflixは2018年の6月から配信でした。


2018年のエミー賞でリミテッドシリーズの作品賞とダレン・クリスが主演男優賞を受賞しています。納得です。

私は最後まで見て良かったです。




ネタバレアリの感想 ここから





第5話のタイトルが"Don't Ask Don't Tell"
ヴェルサーチが反対を押し切ってゲイを公表したのが1995年6月。そしてこの年、被害者の一人の海軍キャプテンのジェフ・トレイルが軍の中でゲイを疑われます。

軍はもともとゲイに対して非常に厳しくて同性愛者と分かるとやめさせられました。

タイトルのDon't ask don't tellはクリントン政権によって1994年2月28日にゲイ、バイセクシャル、レズビアンの兵役に関するアメリカの公式政策として制定されました。

(軍の中で同性愛者かと)聞いてはダメ、言ってもダメ。ということです。それでもまだ軍の中ではリンチなどが相次いでいたそうです。

この政策からかなり変わってきたと思いますが、1995年はまだ同性愛者にとって厳しい年だったのですね。ジェフ・トレイルが自殺しようとするところ胸が痛みました。

後半に多いエピソードは得られなかったデヴィッドへの愛と未練でしょうか?

時系列があっちこちに飛ぶのでわかりにくかったのですが、デヴィッドは将来有望な若者だったのにかわいそうでたまりません。

それを言うなら、もちろん被害者全員ですけど、やさしく人好きのする男性に描かれていたので、ああ~っとショックで。

それから母親がかなり変人に描かれているなあと思っていたら8話での父親が最低でした。

ひどい親に育てられたからシリアルキラーになる。というのは理由にはならないですけど、これはひどいですね。愛情のかけ方も異常です。

最終エピソードでついに父親に泣きついて裏切られるところ。これが本当にあったことなら最後にとったクナナンの行為もわかる気がします。これほどの絶望はないですよね。


なかなか良いドラマで、途中で見るのをやめないで良かったと思います。


















2019年9月15日日曜日

アメリカン・クライム・スト―リー ヴェルサーチ暗殺 4話まで ネタバレあり

アメリカン・クライム・スト―リー ヴェルサーチ暗殺
The Assassination of Gianni Versace: American Crime Story

2018年1月放映 FX



私の情報源であるツイッターで「おもしろい」と聞いて見始めました。
すっごくおもしろいです。

見たいドラマがたくさんあるのにマインドハンター2回見ちゃったり、いまさらクリミナルマインド見始めちゃったりして(そのうえ進撃の巨人も読まなきゃいけないし。笑)そんな中さらーにヴェルサーチ。見始めたら面白くて今3話目です。

そしーて!新しく始まったNetflixドラマ「Unbelievable」がすごく面白いそうで、これは大変!!確か一昨日はじまったので、こちらを中心に見ます。



なのでアメリカンクライムストーリー途中で休憩で忘れちゃうかもしれないので書いておくことにしました。

いちおう映画ドラマのサイトというかブログなのに完全に個人の健忘録 笑
すみません。


ヴェルサーチのデザイン好きです。買ったことはないですが(買えない)素晴らしい才能の持ち主だったのに、こんなことになって残念です。

ヴェルサーチ。アメリカの発音はヴァサーチ。映画「ショーガール」を思い出します。田舎のストリッパーだった主人公がラスベガスのショーガールになりヴェルサーチのワンピースを着ている場面。「素敵な服だね」と言われて「ヴァサーシーよ」(だったかな?)と言うんです。そこで間違いを正されるのですが、ヴァサーチのワンピを買えるくらいお金持ちになったのに、中身は変わっていないというような印象的なシーンでした。

この映画夫はワースト映画だって言うんですが(笑)私は好きです。

では

ネタバレアリ

と言っても事実に基づいたストーリーなのであれですが、一応


エピソード1 流行りの殺人鬼 "The Man Who Would Be Vogue"

第一話でヴェルサーチ暗殺場面を放映します。かなりショッキングでした。
1997年7月15日の朝に起こった事件。

ジェン二ヴェルサーチに扮するエドガーラミレス それからアンドリュークナナンに扮するダレンクリスがかなり似ていて驚きました。演技うまい!むかつく!笑

そしてなんとリッキーマーチン!!お懐かしいリッキー!ドナセラヴェルサーチにペネロペクルス!?この配役はちょっと無理があったような気がします。雰囲気は出てましたけど。

エピソード2 マンハント "Manhunt"

このドラマは事件列がちょっとわかりにくいんですが、エイズの診断をされたところからで、これは1994年3月 アンドリューがかかわってくるだいぶ前の話なのですが、その後にまた時間が飛んで1997年 アンドリューがマイアミに姿を現してからの出来事。4人殺害で指名手配を受けていることがわかります。


エピソード3 無差別殺人 "A Random Killing"

ここでまた時代が遡りまして、1995年6月シカゴ リーミグレンという男性がアンドリュークナナンに惨殺されます。
リーミグレンは高齢で愛する妻もいる男性ですが男性用のエスコートサービスで、出会ったようです。ここは怖い!
車を奪って逃げますが電話に発信装置がついていて、それを知ったクナナンはトラックを奪うためだけに男性を殺害します。

エピソード3を見て一番不思議だったのが奥さんの対応でした。うすうす気がついていたのかもしれないですね。絶対に認めたくなかったのか。

エピソード4 湖畔の家で "House by the Lake"

まだ途中なんですが、今度は1997年 ミネアポリス
建築家の彼?ルームメイト?デーヴィッドの家にいるクナナン もうかなりのサイコパスっぷりですね。呼び出したデーヴィッドの彼ジェフをトンカチで惨殺。

見ていてアンドリューのサイコっぷりと言いなりのデーヴィッドにイライラしながら、ハラハラしています。車に乗って逃げたところ。怖い~デーヴィッドどうなったのかな?犯人にされちゃったけど。


ここまでです。事件のWikiを読みたいんですけどもちろんネタバレになるので止めとこう。4人の殺人事件と最初に言ってたのであと2人は被害者がいるんですよね。


犯人役のダレンクリスうまいですね。本当に嫌な奴でいらっとします。←そこが演技
もしかして本当にサイコなんじゃ…と思ってしまいます。

これはベイツモーテルのノーマンも同じであまりにも鬼気迫る演技に本当にこういう人なんじゃ…思ってしまいました。笑