2021年1月26日火曜日

HBO「チェルノブイリ」全話見た感想 ネタバレあり。

 Chernobyl チェルノブイリ HBO


2019年5月から放映 5エピソードのミニシリーズです(330分)

当時からすごく話題になっていて、評価も高く「見たい」と思っていたドラマの一つ。

やっと全エピソード見ました。

1話だけ見た時に感想書いたのですが(ちょっとやめようかなとも思ったけど)最後まで見て本当に良かったです。

かなり事実に忠実な作品なのでネタバレと言うのもあれですが、ここからネタバレです。


🌸あ、その前にこのドラマの前にザクラウンを見始めたので、チェルノブイリ始まってすぐに「あれ?王様!?」って。笑 ジャレッドハリス良い俳優ですね。渋いです。



それからエミリーワトソン!レッドドラゴンで盲目の女性を演じて素晴らしかったのですが、あれからほぼ20年 全然変わってなくて驚きました。今の方が素敵です。存在感がすごい。🌸



下からチョイネタバレ




すごいドラマでした。毎回、心をごりごりに削られます。

でも特に最終回のエピソード5は素晴らしかったです。

事故が起こり、放射能汚染された人たちの顔がただれるグロイシーンから残酷なシーン(グロくなくても辛いシーン)見ていて辛いシーンも多いです。

特に爆発したときに住民たちが「わあ、きれい」と集まってくるシーン。灰が降り注ぎ子供たちが笑っているところは美しくシーンですがとても残酷です。

この時すぐに「絶対に外に出ないように」とアナウンスしていたら、もしかしたら何人かは助かったかもしれないのに。

当時はだれも放射能の怖さを知らなかったし、知っていてもすぐに住民に避難勧告を出さなかったら意味がないです。どうしても福島原発の事を思い出してしまいます。

私が個人的にすごくつらかったのはエピソード4の「汚染されたペットを駆除」するシーン。直接的なシーンは、あまりなく銃声と射撃者の表情で表現されています。それでも一度傷ついた犬が映りますし、子犬と母犬を見つけるところはもう「あああ!」と声が出ました。辛い。わかっているけど辛い。

それにしても世界中が滅んだかもしれなかったほどの事故だったとは。それほどとは思っていませんでした。ドラマを見ていろいろ調べてWikiを読んだりYoutubeを見たり。

エピソード5の最後にドラマで描かれなかった(その後)がテロップと本物の写真を見て胸が締め付けられました。それでも汚染水の中を進んでいったヒーローが生きていたり、消防士の奥さんがまた子供を授かったりして嬉しいことも。

内容は違いますけど「シンドラーのリスト」を見た時の感情に似ているかも。映画を見た時始終眉をしかめて苦しく心削られ、最後の実際に生き延びた人たちに涙が止まらなくなり2度と見ないと思いながらずっと忘れられない映画です。

このチェルノブイリももう見ることはないと思いますが、いつまでも忘れないと思います。そして私は見てよかった。素晴らしい出来のドラマだと思います。





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