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2022年7月27日水曜日

ベターコールソウル シーズン6 エピソード10 ネタバレ感想

 シーズン6 エピソード10 Nippy


本当にこのドラマが好き。


ブレーキングバッドもちろん名作中の名作ですが、もっと好きかも。シーズン1のまだジミーがジミーな時の緩~い感じも好きだし、チャックとの胸が痛くなるような数々も好き。キムとの間柄もだしソウルになってからの法律ぎりぎりのあれこれも好きでした。もちろんブレーキングバッドのソウルグッドマンもお気に入りのキャラでした。

その本家より長くなったシーズン6も大傑作です。ずっとリアルタイムで見られて本当に嬉しいです。


ネタバレありの感想です。




前回のエピソード9が神回でこれで最終回でいいのでは?と思っていましたけど、エピソード10のNippyもこれはこれで素晴らしかったです。


全編オマハのジーンのストーリー


何度もオープニングで見せてくれていた謎めいたジーンの人生の一部を見ることができました。

いや~すごい。こう繋がっているのかあ。


いろいろ謎でしたよね。


「ソウルグッドマンだよね」と身分がバレたあのタクシー運転手がまた出てくるとは!最初わからなかったんですよね。違う俳優にキャスティングされてました。

で、また逃げようとして一度は電話かけるんでしたっけ?でも自分で解決する。と。その解決がこれなのかあ。


まずはお母さんにロックオン。私は知らなかったのですが、すごく有名な女優なのですね。



Carol Burnett





夫が「あ!あの人かな?だったらすごい」と言ってましたけど、BCSファンの間ではゲストに出るらしいと大騒ぎだったとか。

結婚する前のアメリカのテレビをあまり知らなくて、時々寂しくなることあります。しょっちゅう再放送してるアイラブルーシーのルーシーくらいしか知らないぞ。

アメリカの中高年の間では「おお~あの人が!!」という有名な方だそう。

で、その高齢女性に近づきます。ソウルお手の物だもんね。スニーカーおばあちゃんを思い出して、しんみりしました。

家に上がり込むジーン。タクシー運転手に(もう名前忘れたあ)

(悪いこと教えて儲けさせてやるから俺がソウルだと黙っておけ)と。

で、何をするのかと思ったら、まずセキュリティーの所にシナモンバンを持って行って

「この前は悪かったよ」と。ああ、あったね、そんなこと「弁護士呼べよ!!」って。

勿論謝る気じゃなくて作戦でした。なんとセキュリティーがシナボンを1個食べる時間を測っていました。その時間はセキュリティーカメラに背中を向けるから。

で、毎日かわかりませんが、シナボンを手土産にセキュリティー達と仲良しになるソウル。

この時してたフットボールの会話からやっと2010年ということがわかります。

ということはシーズン6の出来事が2008で、その後のブレーキングバッドのあれこれが2008年から2010年の2年間?で、オマハに逃げて数か月後かな?

どこか計算間違っていそうだけど、結構間が空いてないですよね。

で、シナボンのシーン。すっごくおいしそうに食べてますよね。美味しいんですけど、すごく甘いんです。

超甘党の私が「あま!!」っていうくらいの甘さ。糖分油分のカロリー爆弾です。

もうないんでしたっけ?確かオハイオは閉店したんじゃないかな。

そのカロリー爆弾をカロリー控えめにした方が良さそうな体系のセキュリティーにガンガン食べさせちゃう。心配になりました。後胸焼けww

タクシードライバーに泥棒させちゃう作戦。おもしろかったですね。

あの「ここ汚れてるわ、きれいにして」と磨いたところが、あの伏線。見事です。

ここハラハラしました。


この作戦をする前に両手をパッとひらくところ。ソウルグッドマンが戻ってきましたね。

ここで思わずウオルターのセリフを思い出しました。

I was good at it. And I was really — I was alive.


「ジーン」として生きることはできない「ソウルグッドマン」が忘れられない。

というか、変われない。ということでしょうか? ソウルはやっぱりこういうことが得意だから。スリッピングジミーから変われなかったように。

タクシー運転手に罪状を説明するところ、ちょっと難しかったので夫と息子の英語先生に聞きました。

このドラマは一応ww弁護士ドラマなので、一緒に見ていて良かったあと思うことよくあります。 法律の勉強したいな。

最後の高いけれどセンスの悪いシャツとネクタイを手に取るところは、あのソウルの派手な時代を思ってなのでしょうか? もう戻れないことへの悲しみなのか、それともまだ引き返せるということなのか。

いろいろなサイトを読んで考察中です。

いやああ、それにしても本当に面白いよ。

脚本も良いけど、モノクロの映像も美しくて好きです。

違うドラマみたいになったけど、これはこれで好きです。来週も楽しみ。でも終わってしまうのが悲しいです。









2022年7月20日水曜日

ベターコールソウル シーズン6 エピソード9 神回 ネタバレ感想

 ベターコールソウル シーズン6 エピソード9

Fun and Games IMDb9.5


ネタバレ感想です。







ねたばれ


前回ドキドキハラハラで激しくすばらしいエピソードだったのですが、今回は静かに、でも重く心に刺さる回でした。


あの後すぐのそれぞれの生活、それぞれの24時間。


殺人現場の掃除をするマイク、食事をするジミー。ここの映像でトマトソースのすぐ後の血とか、ダークユーモアは相変わらず。

皆寝てないですよね、神経質になっているキム、対照的にあまり気にしてなさそうなジミー。


ガスはメキシコへ。あのプール!眼鏡に写る炎がかっこよかったです。サラマンカのチーンチーンまた、ちと笑って、退場させられるときに音が遠ざかって行くところで、笑ってしまった。

ドンのチーンチーンの真似うまくないし。でも笑えたのはここまでで、ここからアルバカーキのシーンで驚きの連発でした。


ハワードのお別れ会 奥さんにすごい嘘をつくキム。ちょっと驚きました。ここもジミーを守るためだったのかもしれないけれど。あの場であれほど攻撃的に傷つけること言えるキムすごいな。キャラに合わないなと思いました。


そして弁護士をやめたキム 「えええ!!」と声が出ました。弁護士は違う場所で続けるのかと思っていたので。


駐車場でのキス。この引きでのシーン美しくて、あまりにも美しくて

「あ、別れを決意したんだ」と思いました。


アパートに帰り「なんでやめたんだ!!」と声を荒げるジミーそして

「こんな事いつか忘れるんだよ、ある朝、歯を磨きながら、全く考えていない自分に気がつくから!」きっとジミーはそういう性格なんですね、そんなジミーをいつも守って我慢してきたと思っていたけれど、実は

(自分自身もすごく楽しんでいた)うわあウオルター?


“Because I was having too much fun!” 


2人でいるとだめなの、楽しすぎたのよって。わ~~ん。キムがハワードを陥れようと計画した時も目がギラギラしてましたよね。


このシーン本当に良かった。本当は裏社会風のドラマに恋愛からむのは嫌いなんです。でもジミーとキムだけは本当に別。

キムの物語だったな。

最後の

I love you とジミーが言った後の

“I love you, too, but so what?”





ぶわ!!胸が痛い。すごい演技!! ジミー事ボブさんが心臓発作起こしたの、ここじゃないの?って思っちゃいました。

それほど心揺さぶる演技。

エミー賞あげて~!!


それからガスはバーで飲むシーンでニコニコしながら話した後に真顔になって、ここ少しわかりませんでした。ガスの気持ちはわかりにくいなあ。誰か教えて!

皆それぞれ心に抱える闇がある。とか?





マイクはナチョのお父さんに会いに行ったけど、そりゃあお父さんから見たらマイクだって同じギャングの仲間ですよね。悪態もつきたくなるよね。可哀そうなお父さん。


キムと別れたジミーはあの豪邸に引っ越したんですね。すっげー趣味の悪い超豪邸ww

回るベッドに娼婦と寝てるジミー いえ、ソウルグッドマン。

ついに本当にソウルグッドマンになりました。


ブレイキングバッドの間はあの家に住んでいたと。で、最初の頃に出てきた警察の捜査でいろいろ運び出すところは、逃亡した後だと。

ここで思い出すのがあの思い出のお酒の王冠がころころ転がるところ。

キムは出ていくときに持って行かなかったということですよね。うううすごい演出。

ころころ転がる王冠


なんていうか、もう立派な最終回でした。

すごく心に残る回

と4話もどうするの??


視聴率それほど良くないですけど、このドラマ、ワイヤーみたいに後から傑作として世に残ると思うな。じわじわと。

素晴らしすぎる。

本家よりも長いシーズン6 

こんな素晴らしいドラマをリアルタイムで見られて本当に幸せです。