2022年8月11日木曜日

ベターコールソウル シーズン6 エピソード12 ネタバレ感想


 ベターコールソウル シーズン6 エピソード12

Waterworks imdb 9.7 監督ヴィンスギリガン


シーズン6は毎回「今日は神回!」と思って見ているのに、次のエピソードでそれをさらに超えていきます。


本当にすごいドラマですね。


ここ数話は「ここで最終回でもいいよね」というまとまり方。それを、また、さらに超えていきます。

脚本ももちろんですが、映像が美しい。そして演技が素晴らしいです。

あと一話で終わってしまうなんて。私は悲しい。

それでも人気あったから、長々引っ張ってフィラーを入れに入れるドラマ(何とは言わないww)よりは全然いいですが。


ネタバレ感想です。↓から





イントロに見入ってしまいます。

「あ、ちょっと見えたあれなに??」って。女性の姿が一瞬映ったのが、なんとキムだったとは。

キムどこかの(後でフロリダと分かった)片田舎っぽいところで主婦?髪型も色も変えて、すっごくつまらなそうな生活を送っていました。

一瞬わかりませんでした。マヨネーズを手に(ミラクルホイップねww)してる、ちょいださ主婦。話はじめて「えええ??キムうう?」




郊外のちょっと古めの小さい家 友人との庭でのパーティー いけてない旦那との変な感じのベッドシーンww 

Yup yupって。笑いました。きも! あとあのカウボーイのCM思い出した。イヤ~~ップ

いや笑うとこ、ちゃう。どうしたのキム? 


退屈そうな職場(スプリンクラー会社!)の同僚のバースデーパーティー。アイスのバニラとイチゴさえ決められず、一番後ろでうつろな目で歌うキム。

ちなみに見た日は私の誕生日でした。さらに呼び名がTammyで、なんか嬉しかったなあ。

でもTammyは仕事しないで遊んでる、太めの女性だったよ笑

関係ないので話し戻します。


キムは自分を罰しているんですね、きっと。もうどうでもいいと思っていたのかもしれない。

そんな日々、会社に一通の電話が。それがジーンというかソウル

ここで、あそこの公衆電話からの電話のシーンにつながった!すごい!!鳥肌




胸が痛くなるような会話。

「自首するべきよ」というキムに激おこなソウル。まさかキムとの会話であんなに激おこしてたとは。

何かあったのかと思ってました。愛するキムに何かが、怒りまくるソウル、そこからのヤケクソみたいな家宅侵入。

先週、もしかしたら、キムは罪悪感に押しつぶされて自らの命を?と思ったんです。それで、あんなに荒れたのかな?と

まさかの本人との電話からだったとは。

そして「生きててよかった」と電話を切った後にあることを決意するキム

アルバカーキの裁判所まで行き、告発書?でいいのかなを提出し、ハワードの奥さんにも書類を持っていきます。うわあああキムすごいな。

自らの手で終わりにしようとしています。すごい勇気とおもったけれど、もうこれしか道はなかったのかなあ、罪悪感で押しつぶされそうなのかなと。


すっかり変わったキムが田舎のどこかの奥さん丸出しの洋服やバッグで裁判所に。そこで見かけた女性弁護士に昔の自分を重ねるシーン ここ一番胸に来ました。

人生の、曲がるべき道を外してしまったよね。最初はちょっと、それから、うんと大きく。でも自分の選択だったし、楽しかった。

あのままソウルと一緒に悪徳弁護士を続ける道もあったんですけど、キムだもんねえ。それはないなあ。


そしてすべて告白してシャトルバスの中でついにこらえきれずに嗚咽をもらすキム。

素晴らしい演技ですよね。

思いがあふれた瞬間。

ずっと胸の中にためていたんだろうなあ。

苦しかったよね。


ブレーキングバッド時代のソウルにも会っているんですね。あのアパートを出て行った後に離婚の手続きに。

なかなか呼び込まないソウル。ボールを壁にボンボン当てて、倒れてきた柱は張りぼてで、中身空っぽになったソウルそのものでした。

離婚申請のシーン

一番つらかったです。

お互いまだ多分愛し合っているのに、ソウルが特にそっけない態度で。

子供か!!って思いましたけど、自尊心を保つのに必死なんですね。

フランチェスカが彫像(正義の女神)をどーんとよけるところとか、よく出来てるなあ。全てに意味があるのがすごいなといつも思います。


あの2人のシーン あんなの見たくなかったよね。

なんか最後の最後にまた結ばれたり?なんて思っていたのは私だけじゃないはず!

次に呼ばれた人が、BBの最初に犠牲者?だったり、事務所を出たら、なんとジェシーがいたり!このサプライズも良かったな。

キムもブレーキングバッドにかかわっていたんですね。こういうのもおもしろいです。


それからジーンパート

ヤケクソなのか、本当に泥棒家業に目覚めたのか、計画にないことします。時計とかお酒とかやめようよ、と思いつつ笑ってたんです。

そうしたら目覚めた家の人を殺す気でツボを持って近づくなんて。

ジミーからソウルになった瞬間もショックでしたけど、ジーンはさらに悪いよ!こんなになっちゃった。

そして詐欺師だと気が付いたマリアンに紐を手に近づくジーンは今までで一番怖かった。こんな顔もできるんだ。怖い!!


その前のPCに写ったソウルのCMがジーンの眼鏡に写り、そこだけカラーだったのがすっごく印象的でした。素晴らしいですね。ベストショット! 

いやあ、なんてヘビーな最後(いやまだだけど)すごいドラマだなあ。来週待てないけど、終わってほしくない~!

ちらっと映った予告編、ちょっと心配でした。





2022年8月2日火曜日

ベターコールソウル シーズン6 エピソード11 ネタバレ感想

 

Better call Saul  シーズン6 11話

タイトル Breaking Bad IMDb9.8 8月2日のスコア


ネタバレ感想です。

日本ではまだ放送前だと思うのでご注意ください。




タイトルが発表になったときネット界ざわついていましたね。

あの2人が出演が決まり、タイトルがブレーキングバッドだったら、もうこのエピソードに決まってる!

そう思い見はじめました。あああのトレーラー!袋かぶせられてるソウル!そして砂漠の穴の前へ

「あ~あのシーン!」そうブレーキングバッドのあのシーン

そしてラロとかイグナシオ(ナチョ)のキャラが出ていなかったのに名前が出たあの時!


すごく好きなシーンでした。ブレーキングバッドで「1ドルポケットに入れろ」っていうところ。「それで契約になるから!」って。おもしろかったなあ。

すぐに2人が出るかもと思いきや、現在のモノクロシーンに戻ります。


なんか大家やってるっぽいフランチェスカ(!!)と連絡を取るジーン 隠していたお金をあげ、現在の状況を聞きます。どうやらあれから数か月?

ほとんどの隠し会社などのお金をFBIに没収されて、もうお金なくなっちゃってるっぽい。

最後に電話を切る前に「キムから電話あった」と。「心配していた」

わあ、キムどこかで生きている!

なんとか連絡先のようなものを聞き出して、電話かけるんですがブースの中で激おこ。う~これはどうなったんだろう。繋いでもらえなかったのかな。音声が聞こえずに引いた映像だけでした。めちゃ怒って受話器叩きつけてた!!


そしてやっとあの2人登場!!

ハイゼンバーグはもともと老けていたから全然変わってないけど、ジェシーがすっごく大人になっちゃってたww 声も。

ここだけなら、出演なくても良かったのではと、思いました。でもファンサービスとかサプライズで必要だったのかな。


今回は時系列がわかりにくかったですね。ジーンのシーン。それからやっと2人に会ってブレーキングバッドにつながったところ。結構目まぐるしく変わります。


前回もジーンのシーンだけだったので、このままジーンパートになっていくのかなと思っていました。

そしてタクシードライバーと共に、また悪の道へと進むジーン

人は変わらないという、ことなのかな?

特に最後の被害者ががん患者なのに、それでもはめようとするジーン。

最後のシーンはウオルターのいる高校のサイエンスフェアーに入っていこうとするところと、がん患者の家に入っていくところと画面が交互に移り変わります。

窓わっちゃって、もう、わざと捕まりたいと思っているのかな?とちょっと思ったんですよね。らしくなかったから。

次の予告がちらっと映ったとき、モノクロでパトカーが止まってるシーンだったので「ええ?捕まるの??」って思いましたけど、どうなんだろう??

ええ~後2話 どうなるのおおお??


2022年7月30日土曜日

哭悲 出血大サービス!! ネタバレ感想  怪怪怪怪物 感想も少し

 

ついに見ました。


哭悲 2021年 台湾



日本では劇場公開 アメリカはどこかにないかなとググったら、アマゾンプライムにもうきていました。The sadness  Amazon prime USA





結論から言うと、かなりグロイけど、面白かったです。

残酷系はかなり大丈夫ですが、汚い系が苦手なので(口やシモからのあれこれ)目を覆う場面もありましたけど、グロ耐性ある方は大丈夫かなと思いました。

血の量はパンパないけど。



ここからネタバレ注意


何と言っても、序盤の電車のシーンが圧巻でしたね。

画面が真っ赤に染まるというのはここかあ、と感心……感心?

頸動脈からの血しぶき、いつも映画を見て医療関係に勤めていた夫は

「いやあ、血はもっと噴き出すよ」と言っていたので、この映画を見せなければ!

いや、これ、出すぎいいww

いくらなんでも、これが本当の出血大サービスです。

景気良いなあ。というくらいの血しぶきが見られます。


電車の中のキモイおぢさん。昭和にこういう人いましたね、今もかな?勘違いじじい?

まさかこの人が最後まで登場してラスボス感漂わせて、ちょっと笑いました。

アメリカ版のポスターもこのラスボスメインです。ww

特に病院の入り口に初めて現れた時の「にやり」ちょ!!ジャックニコルソン!

お気にいりのシーンです。

電車のシーンの前におばあさんのシーンがあるんですけど、このビジュアルは完璧でした。不気味さが素晴らしい。

でも、やっぱり口から何かを出すのはやめておくれよう。

映画の後半もありましたね。血しぶきよりも内臓よりも嘔吐がだめです~

汚いのはあれですが、残酷描写はグロ耐性のある私は大丈夫でした。かなりグロイとはいえ、これ以上のたくさんあるし、そんなに衝撃ではなかったかも。

電車の血の量はちょっと多いけどw

それから彼の指が隣人に食いちぎられて金魚鉢にプイ!!とかはケッチャム作品のオフシーズンとか映画ピラ二ヤ3Dとかのオマージュなんじゃと思ったりしました。

好きです。プイ!!


彼が病院に来た時にスマホを投げ捨てるところで「あああ感染してるウ~」とわかりました。切ない。

彼女に「本当に愛してる」と言った後「うわあ」と涙が出そうになった後での、あのセリフ!!!もすごかった。

屋上で撃たれるシーンとか音だけの表現で、ここも見せても良かったかも。あと目の玉のあれとか。

かなりのバッドエンディング 私は結構この映画好きでした。

台湾ってきれいなイメージがあるんですけど、アパートから駅の道とか横道の感じとか汚くて古い昭和の感じがします。まだ汚かったころの西新宿みたいな。懐かしい感じ。わざとそう言う場所を選んでいるのかなと思ったのですが、もう一つ見た台湾映画の

「怪怪怪怪物」もすごく建物が汚くて、雰囲気は良いんですけどイメージがすっかり悪くなったw


怪怪怪怪物 2018年 台湾

英語名なんと

Mon mon mon mon monsters

ここ一番笑った。


そのままやんって。

かえって、センスいいなって。

日本語題名で知った映画を英語のタイトル探すの昔はなかなか大変だったのですが、今はGoogle先生のおかげですぐに出てきて嬉しい限り。

で、怪怪怪怪物もかなり良かったんですが、怪物の少女への暴力が、不愉快だったのと、結構しつこい主人公へのイジメシーン。それに逆らわずに、そっち側へと流れていくスネ夫的な性格もちといやだった。本人もきっと嫌だった。だからこそあのエンディング。あれはすごく驚きました。

そうかな、いや、まさか、やっぱりそうだった、と。ラストはすごいですね。

少年少女の残酷さ。怪物だったのは実はこっち。ということですよね。

学校の雰囲気すごく似てますね。懐かしい感じ。ところどころに日本語が出てくるのはなんでなのかな?確かひらがなが出てきていたと思いました。

あ、ちなみに、こちらの映画にもすごく汚いシーン出てきます。女教師の下からのなにか。大量の血だと思うことにします。



もっと外国映画見たいんです。

フランスのホラーはすごいと聞いているし。屋敷女とか……ちょっと勇気ないけどww

ただ、外国語の映画をを英語字幕で見るのは目に辛いし、追いつかないときがあります。

なのでなるべくNetflixオリジナルで探してみようかなと思っています。日本語字幕なら全然追いつける。それかせめて吹替があったらいいのにな。とあきらめる作品も多いです。