2021年2月3日水曜日

今際の国のアリス 4話まで見た感想 

 Netflix 日本のドラマ 

今際の国のアリス 2020年
Alice in Borderland



ネタバレなしの結論を言いますと結構好きです。特に2話が好きでした。ただ3話にちょっとがっかりして4話でちと盛り返しているところ。今後の様子見かな。偉そうですが。
予算が多くとられていて迫力あるシーンも多いです。ちと突っ込みもあります。

いわゆるデスゲームもので1話はちと「エスケープルーム」に似てました。
理不尽なデスゲームもので結構面白かったのが「ヒューマンレース」 こちらはかなりグロイです。

。。。。。。。


最近はと言うかここ十年以上日本のドラマも映画もほとんど見ていません。

一番好きだった日本のドラマはハワイに住んでいたころ見た「白い巨塔」です。な…何十年前?

昔々~トレンディードラマなどは見ていましたけど、恋愛ものが多くて苦手でした。それから日本映画はテンポが遅いものが多くて自分に合わないなあと思っていました。(今はきっと違うと思うのですが、食卓で延々話をする場面が多くて「それが良いんだよ情緒だよ」と言われそうですがだ、短気な私に合わない)

それに、住んでいるのがアメリカの田舎なので(言っちゃった)日本のドラマや映画はほぼ観られませんでした。

しかーし現在Netflixという素晴らしい素晴らしい救世主が現れた!

しかも世界各地のオリジナルのドラマや映画が見られる時代に!

ドイツのドラマを見たのはダークが初めてでした。あああ良い時代。

で日本のドラマ期待したのに、来たのは全裸監督……ううう、これは…どうしても見る気にならない。どうして日本のドラマだけAV監督の物語なの?しかも実在の人の。どうでしたか?これ。見た方に是非感想をお聞きしたいです。

なので日本物は今まであまり見なかったアニメを夫と見はじめました。『デスノート』にはまった夫が「きさま~」と新しい日本語を学び『進撃の巨人』にはまった息子の友達も日本語で「われわれは~!!」とか言い出す、そんなNetflix(どんなやねん)

アメリカのテレビでやる外国映画は吹き替えが多いんですが、ネットフレックスは字幕で見られるので外国語の学習に最高ですね。

『今際の国のアリス』に戻りますが、本当に久しぶりに聞いた(本物の日本語) アメリカの映画に出てくる(日本人)は中国人が多くて、いわゆる普通の日本語を話してないんです。いつもそれがすごく不満でした。

ネタバレなしの感想では、今迄のドラマと予算が全然違う!と思いました。日本映画より予算上かも。そしてデスゲーム系のよくあるやつかと思いきや、ゲーム内容も凝っていてよくできてる。

日本の街並みもどうやって撮ったのかな?CG?すごいです。

第2話まで本当に面白かったけど第3話でちょっと私は失速。4話でなんか違う展開になってきたので5話を見て見続けるか決めます。

ここからネタバレ


。。。。。。。。。


2話のリアルな団地の追いかけっこ?というか殺人鬼から逃げろは面白かった。でも馬の人なんであんなに強かったの?強いおばちゃんだったの?

3人が主人公だと思っていたのに3話で「あれれ?」こんな終わり方だったら宗教的なところ必要だったかなとか。後から伏線回収とか?

4話は迫力はありました。水がどばーとか。でもあのゲームはじっとしていればよかったということなのかな?

何人か(結構いっぱいかも)ムカムカいらいらする人が出てきて胸糞です。いまのところ主人公でも、ちとイラっとさせられます。細かいけど、4話でもらったお水なのに勝手に他人にあげないでとか。

ダメダメだった男が戦ううちにヒーローに。みたいなストーリーなのかな。

このドラマは夫も気に入っていますが、泣くシーンとかが長すぎる気がします。テンポ的に止まっちゃうから。

ガンツにしろヒューマンレースにしろ「誰が、なんのために」がちょっと弱いというかほぼ同じような感じにしかならないような気がします。

原作はマンガということなので読んでみようかな。











2021年1月26日火曜日

The Crown ザ・クラウン シーズン1 ネタバレ感想

 The Crown ザ・クラウン




シーズン1を見終わりました。エリザベス女王のストーリーに興味なかったのですが見て本当に良かった。こちらも素晴らしいドラマでした。

現在シーズン4まで放映されていて、シーズン4の元ダイアナ妃までどうしても見たいと思って1から見始めました。最初から見てよかったです。


シーズン1は1947年のエリザベスとフィリップの結婚式から。エピソード1はちょっと説明的な感じで「英国王室かあ」「おお結婚かあ」「国王、病気なんだ」と、ちと「すごく面白くなる?これ?」という失礼な感想でしたが、ちゃんと面白くなります。



5年後にケニア訪問中(ここも良かった)父国王の崩御。そして戴冠式。若き女王の苦悩と孤独。チャーチル政権、そして妹のマーガレットとの確執。すごいなあ~ほぼノンフィクションというのもすごいなあと毎回楽しみになりました。

特に妹とピーターの恋を、みとめてあげたい姉、みとめるわけにはいかない女王としての苦しみ。

わかる~いやいや、わからないけど、わかる気がする~。ここ長い時間割いて良かったです。


美人で社交的な妹マーガレット




もともとお父さんも国王になりたくてなったわけじゃなくて、正直お兄さんのわがまま(いろいろな気持ちはあったと思いますが、このドラマでは結構自分勝手なわがまま男として描かれています)「離婚歴のある好きな人できちゃった。結婚できないなら国王やめるわ」そして「弟、王様やって」ひえええ。

日本に置き換えたら結構大変なことですよね。英国でも大変なことだったのかもしれませんが、ありえないほどの重大事件。

そして国王の父が若くして崩御、いきなり女王になったエリザベスの苦労たるや。若くて結婚したばかり、子供だって小さいのにい。





エリザベス役クレア・フォイとフィリップ役マット・スミスがすごくうまいです。

特にマットスミスの(いきなり女房が俺より偉くなっちゃってやりきれねえ)という上目遣いの表情が素晴らしい。

1950年代の英国の男性にとって、屈辱が多かったのだと思います。「グウゥ、嫁~」





私が好きだったのは第9話 
老いたウインストン・チャーチル(ジョン・リスゴー)の肖像画のストーリー

あ~きつい。これは辛いけど良いエピソードだったなあ。ドラマの中の肖像画も年老いた姿でしたけど実際の肖像画もネットで見ました。燃やしたのは実際は奥様だったようですが、傷つく気持ちはわかるなあ。

現在だったらスマホの写真とか。ものすごくクリアにしわとかしみをうつしだして、やりきれなくなります。だから加工アプリがあれほどはやるんだと思うし、肖像画はちょっとかっちょよく描いてあげたら良かったのにい。

と、へんなところを思い出して書いてます。笑 素晴らしいドラマでした。

食わず嫌いは本当にダメだなと思いました。タイトルからほぼホラーを取らないと。そっち系もまだ大好きなんですけどね。これからはいろいろ見ます。

とりあえずシーズン2がめっちゃ楽しみです。

HBO「チェルノブイリ」全話見た感想 ネタバレあり。

 Chernobyl チェルノブイリ HBO


2019年5月から放映 5エピソードのミニシリーズです(330分)

当時からすごく話題になっていて、評価も高く「見たい」と思っていたドラマの一つ。

やっと全エピソード見ました。

1話だけ見た時に感想書いたのですが(ちょっとやめようかなとも思ったけど)最後まで見て本当に良かったです。

かなり事実に忠実な作品なのでネタバレと言うのもあれですが、ここからネタバレです。


🌸あ、その前にこのドラマの前にザクラウンを見始めたので、チェルノブイリ始まってすぐに「あれ?王様!?」って。笑 ジャレッドハリス良い俳優ですね。渋いです。



それからエミリーワトソン!レッドドラゴンで盲目の女性を演じて素晴らしかったのですが、あれからほぼ20年 全然変わってなくて驚きました。今の方が素敵です。存在感がすごい。🌸



下からチョイネタバレ




すごいドラマでした。毎回、心をごりごりに削られます。

でも特に最終回のエピソード5は素晴らしかったです。

事故が起こり、放射能汚染された人たちの顔がただれるグロイシーンから残酷なシーン(グロくなくても辛いシーン)見ていて辛いシーンも多いです。

特に爆発したときに住民たちが「わあ、きれい」と集まってくるシーン。灰が降り注ぎ子供たちが笑っているところは美しくシーンですがとても残酷です。

この時すぐに「絶対に外に出ないように」とアナウンスしていたら、もしかしたら何人かは助かったかもしれないのに。

当時はだれも放射能の怖さを知らなかったし、知っていてもすぐに住民に避難勧告を出さなかったら意味がないです。どうしても福島原発の事を思い出してしまいます。

私が個人的にすごくつらかったのはエピソード4の「汚染されたペットを駆除」するシーン。直接的なシーンは、あまりなく銃声と射撃者の表情で表現されています。それでも一度傷ついた犬が映りますし、子犬と母犬を見つけるところはもう「あああ!」と声が出ました。辛い。わかっているけど辛い。

それにしても世界中が滅んだかもしれなかったほどの事故だったとは。それほどとは思っていませんでした。ドラマを見ていろいろ調べてWikiを読んだりYoutubeを見たり。

エピソード5の最後にドラマで描かれなかった(その後)がテロップと本物の写真を見て胸が締め付けられました。それでも汚染水の中を進んでいったヒーローが生きていたり、消防士の奥さんがまた子供を授かったりして嬉しいことも。

内容は違いますけど「シンドラーのリスト」を見た時の感情に似ているかも。映画を見た時始終眉をしかめて苦しく心削られ、最後の実際に生き延びた人たちに涙が止まらなくなり2度と見ないと思いながらずっと忘れられない映画です。

このチェルノブイリももう見ることはないと思いますが、いつまでも忘れないと思います。そして私は見てよかった。素晴らしい出来のドラマだと思います。