2021年11月2日火曜日

孤狼の血 Blood of Wolves 素晴らしかった。

 

孤狼の血 2018年 日本

最近見た映画の中でぶっちぎりで良かったです。すんごくおもしろかったです。

日本映画ですが、アメリカでもアマゾンプライムで見られます。アメリカと日本は見られる作品が違うのですが、これは配信してくれていて本当に嬉しいです。ありがとうアマゾン!!そして紹介して下さったhachiさんありがとう。

で、アマゾンのページのあらすじ貼っておきます。



物語の舞台は、昭和63年、暴力団対策法成立直前の広島。所轄署に配属となった日岡秀一は、暴力団との癒着を噂される刑事・大上章吾とともに、金融会社社員失踪事件の捜査を担当する。常軌を逸した大上の捜査に戸惑う日岡。失踪事件を発端に、対立する暴力団組同士の抗争が激化し…(C)2018「孤狼の血」製作委員会
監督
白石和彌
出演
役所広司松坂桃李真木よう子
ジャンル
サスペンスドラマ
オーディオ言語
日本語


男っぽさにしびれた!!やくざ映画やマフィア映画が好きなんですが「ああまた広島のやつかあ(ちゃらら~♪の)」と思いましたし、それから「また役所広司かあ」とも。←偉そうでごめん。日本映画の中年主人公は皆役所さんでは?と言うほど出演されてますよね。

しか~し、この役所広司は素晴らしく良かった。キャスティングもよく、俳優陣が皆素晴らしかったです。

確かに見る人を選ぶと思います。最初から度肝を抜く映像があって暴力映画耐性のある私でも「それはやめてええ」と思ったシーンがります。でもここは後半「は!」っと生きてくるので大事だったのかなと。後から書きます。

キャストがすごく良い。

写真右のマル暴の汚れデカ大上に役所広司 左の新米刑事の日岡役に松坂桃季




松坂さん。この俳優さんは初めて見ます。こんなきれいな顔の刑事いないよと思いながら見ていました(全国の刑事さんごめん)でも熱血な誠実な、でも青い感じから、どんどんと変わっていくところ。すごく良かったですね。

役所さんも本当に良いです。汚いことを平気でする暴力デカ。目が本気だもん。その中に時々宿る人間性。うまい!

この映画、アメリカ映画のトレーニングデーを思い出しました。デンゼルワシントンの悪いデカ嫌いだったあ。うまいけど、オスカー取ったけどムカついたのを思い出します。

他のキャストも皆良くて、映画の後からキャストを見ていて「竹野内豊」って書いてあって「どこに出てた??」って思いました。そのくらいきれいにハマっていたのだと思います。後で調べよ。江口洋介はすぐにわかりましたけど、結構こわもてで良かったです。もっと怖くても良かったな。眉毛とかそっちゃっても。


日本映画はテンポがあまり好きじゃないんですが、孤狼の血はスピーディーで一瞬も飽きたり、だれたりする暇なかったです。夫も私も、どどどはまりしました。

血と暴力が大丈夫な方、おすすめです!日本では2が放映されたと聞いています。アメリカでは映画館上映はないので、いつになるかわかりません。デモ見たい見たい~~。


ここからちょっとオハイオテレビ事情。これはアメリカブログにも書きます。その後にネタバレ


場所にもよるのですが、オハイオでは日本映画はあまり見られません。ハワイとLAではケーブルテレビの中に日本のチャンネルが入っていて、日本映画を多く放映するチャンネルもありました。

テレビジャパンというケーブルはあるのですが、1チャンネルだけで25ドル(確か)そしてNHKが多くバラエティーや映画は少なかったと思います。なので入っていなかったので10年ほぼテレビから日本語が聞こえることはありませんでした。相撲中継はダイジェストを見ることができますが、こちらも英語です。

古い黒沢映画は夫が大好きでDVDで購入していました。

オンデマンドでネットで配信が多くなったので、前に比べてかなり見られるようになりました。時々変えつつ今はNetflixとAmazon契約して、すごく楽しませてもらってます。


ここからネタバレ。


たけし映画とかも好きですが、主人公をこんなに好きになることはないので、孤狼の血は特別な映画になりました。

前半と後半で主人公大上の性格が全く違って見えます。新人刑事日岡のノートに書き込みがしてあったところ、泣いてしまいました。あああ~って。

あんなにひどい殺され方をするなんて、すごくショックです。

最初から映画で見たことないシーンの豚の排泄シーン。かーらーの、口の中に詰め込むシーン。あんなの見たことないし、見たくなかったけど(こういうのが本当にダメなんです。真珠取り出すシーンはOKw)後から「豚の糞が解剖で大上の胃から出てきた」というセリフだけで、どんなにつらい暴行を受けたか想像できて怖いです。映像ではお酒を無理やり飲まされているところまでだったと思います。

後からわかる、大上が行っていた悪行に意味があったこと。もうもう、辛すぎました。

映像もすごく良かったです。大上の目の中で燃える炎が映るシーンとか。かっこええ。

最後の方で確かピエール滝さんが海に銃弾を数発撃ちこむ意味がわかりませんでした。わかる方是非教えてください。

2早く配信してくれないかな?レンタルとかで。早く見たいです!!

それから原作があるので、それも読んで見たいと思いました。柚月裕子さんという女性の作家さん。びっくりしました。こんな男っぺい世界を描けてかっこいいです。







4 件のコメント:

  1. きゃー、見て下さったとは超超嬉しいです!
    やはりマフィア映画好きの血が燃えたぎる映画ですよね。もうなんかこの映画の役所弘司が好きになりすぎて一週間くらいは彼(役の)ことがずーーっと頭にありましたw。
    続編が今年あって松坂桃李がプロモーションのためにいろんなとこに出てたんですが役作りのためにすごく体重落として鬼気迫る感じになってて、そりゃあああいう結末になったらそうなるよねと納得にいく風貌になってて共演の役者さんたちもびっくりしてました。
    ノート泣きますよね(涙)

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  2. hachiさん!こんな面白いの教えていただき、私こそ超超嬉しいです!
    マフィア映画好きの血燃えたぎります!!(なんて良い表現)私もこの大上さんが大好きになってずっと引きずってます。あんな、ひどい最後、ううう辛いって!。ノートの所すんごく良かったというか悲しかった。
    こういう映画好きですけど、なかなかこういう感情移入しにくいというか「大好き」になる主人公少ないですよね。だからすごく貴重だなあと思いました。松坂さんは有名な俳優さんだったんですね、知りませんでした。あんなきれいな顔が鬼気迫る感じに?わああ見たいみたい。本は3部作だそうで3作あるのかな?楽しみい。

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    1. ほんと主人公の大上さん大好きになりますよね!
      なので二作目楽しみで早く見たくてたまらないんですけど
      「ガミさんの居ない二作目なんて・・」(寂)
      と揺れるもう一人の自分もいますw

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    2. あああ~~わかります!好きになりすぎて、そっか次は出ないんだよねって思いました。過去映像とかでも見たいくらい好きです。
      原作も買おうと思います。もっと掘り下げてあるようです。でも役所広司さんのガミさんがいいんですよね。もう一回見ようかな。はまったあ。

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