ザ・クラウン シーズン2
シーズン2も素晴らしかったです。おもしろかったああ。一気見に近い状態。
シーズン1よりさらに突っ込んでスキャンダラスな部分を描いて「わあ、良いのお?こんなの描いちゃって良いのお?」と思いつつ楽しく鑑賞。”BBCだったら作れなかった”というのも納得です。
シーズン2は1956年のスエズ動乱から1964年の第4子のエドワード誕生までを描きます。
妻として母として悩むエリザベス女王。なんだか身近に感じられます。
以前はあまり良いイメージなかったのです。でもこんな等身大な女性像を見せられて「そうか、こんなことあったんだね、大変だったね」と言いたくなります。(無礼者)
どこまでが事実なのかなと後から調べるのもまた楽しい。
結婚したての若いエリザベスから10年後までを演じきったクレアフォイ素晴らしかったです。シーズン3から違う女優さんなんですね。もっと見たかったなとちょっと寂しい感じもします。
シーズン2の予告編
ここからネタバレありの感想です。
見れば見るほどフィリップが嫌いになっていく。笑
本当にこんな浮気男だったのかな?1話2話あたりの夫婦のぎこちない感じリアルですね。
ベッドも別でこれは英国&米国ではかなりシリアスな状況だとおもいます。
1話 誤算 5か月離れる夫のために手紙を入れるところ、かわいい。でも発見したのはダンサーの写真。ちょっとお、フィリップ?
第2話 男の世界 ではもう男たちでやりたい放題。はめはずしすぎ!秘書官のマイクも悪いよね。このマイクの離婚の所すごくスリリングでした。
第3話 リスボン その場でマイクをくびにしたのはフィクションのようですが、浮気発覚して離婚したのは本当。仲良しでいつも行動を共にしてたら、疑われますよね。で俺だって称号がほしいんだあって、フィリップ?
第4話 2人だけの秘密はちょっと退屈エピでした。マーガレットの写真家のアンソニーが出会うところ。大事だと思うんですが、恋愛にあんまり興味ないのでちょっと長かったな。でもポートレートを撮るところはドキドキして良かった。
第5話 操り人形 ジャーナリストにめっちゃ批判される女王。でもなんとアドバイスを取り入れる。これも会ったのは事実ではないけれど助言はほぼ取り入れたそう。
この車の工場の視察のエリザベス女王の歩き方とか姿が本物みたいでした。研究してますね。後コートがすごく好み。笑
第6話 暴かれ過去 一番好きなエピソード すごくショッキングです。
ウインザード侯爵とナチスの関係が暴かれます。ほぼ史実だと知り驚愕。ウインザード侯爵も嫁も知れば知るほど嫌いになりました。このトップ機密の漏洩した書類は1996年に一般公開されたそうです。ドラマの最後に本物の写真が数枚映し出されて、それもショッキングでした。
第7話 結婚の儀 マーガレット 元カレのタウンゼントから「俺ちゃん結婚する」と手紙を受け取り大ショック、しかも相手は19歳 ちょっとやけ(だと思う)でアンソニーに求婚します。アンソニーがこれまた、超スキャンダラス。あらああとびっくり。それを知ってもエリザベスは結婚を許します。もうそれしかないですけど、よく許したなあと思いました。
第8話 親愛なるケネディー夫人 驚いた!ジョンFケネディーとジャッキーケネディー出てきた!ケネディーは似ていなかったけどジャッキーは似てましたよね。
意気投合したと思ったのに悪口言われてた!でもしょげるどころかライバル心メラメラでガーナまで行ってダンスしちゃう。ダンスの部分は史実だそうですがジャッキーに対抗してと言うところはフィクションだそうです。だよねえ。
第9話 父として お話変わってチャールズの学校とフィリップの子供のころの話。
このエピを見てフィリップを本気で嫌いになりました。まあそういう時代だったと思うのですが「男は男らしく」とかね、チャールズは王様になる運命なんだから、そういうのいいのにって思っちゃいました。自分だってつらい目にあっているのに。俺の苦労をお前も味わうんだ!みたいな感じ嫌いです。
チャールズは2人の息子はイートン校に入れたそうです。だよねえ。
第10話 謎の男 スキャンダラスだけどシリアスな話。
1963年3月、国防大臣ジョン・プロヒューモと高級売春婦のクリスティーン・キーラーとの関係 2人を引き合わせたのが整骨医のスティーブワード フィリップも関係があったのかもしれないという話。あーあ。またですね。
エリザベス女王の悩みと苦悩 フィリップのどこが良…あわわ。だって3人目の子供が欲しいと言ったら「その髪型どうにかしろよ、ヘルメットみたいだ。男をその気にするにはリタヘイワードみたいにしろ」とか言っちゃう。なにい~!!浮気はするわ、文句ばっかり言ってるわ、本当にひどいな。
叔父にあたるウインザード侯爵もこれほどとは。図々しいなあ、また英国のために尽くしたいとか言っちゃって。「あなたにはそのチャンスがあった」っていうところ良かった。キリスト教徒として「許し」と裏切りに対しての「怒り」の狭間で揺れるエリザベス。あの決定は良かったです。ウオーレス夫人は「自分はなんてことしたのかしら」と反省したことあったのかな。この通りなら本当にムカつきます。
それからイーデンが辞職するところ。「あなたたち政治家は簡単に途中で放棄するのね」と言うセリフも良かった。やめられないですもんね。もう女王やめた~って言いたい日もたくさんあるだろうな。
こんなにはまるとは思いませんでした。シーズン3と4がすごい楽しみ。特にシーズン4はすごく話題になって物議を醸していたのでワクワクしてます。
絢爛豪華なお城やドレスも楽しみ。ネットフレックスで予算一番かかっているとか。
これも良かった。ブルーのドレスとおそろいのアクセサリー。目の色とぴったり。
いろいろな楽しみ方ができるので、これからも楽しみです。本をもとに作られているので、この本買っちゃおうかなと思ったくらいです。