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2019年11月22日金曜日

ペットセメタリ― 2019リメイク 感想 スティーブンキング原作の映画について

飛行機で見たホラー映画3本シリーズの最後です。

スティーブンキングのペットセメタリ―

2019年アメリカ公開 2020年1月に日本公開が決まったそうです。





原作本も読みました。それから1989年のオリジナル映画も見ました。

本の題名は 英語題名に忠実にペットセマタリー(PET SEMATARY)になっていたと思います。本当のスペルはPet Cemeteryで幼い子供がスペルミスで書いた看板が題名になっています。

この本は読んだのを後悔するくらい怖かったのを覚えています。
スティーブンキング自身が「気味が悪すぎる」と出版を控えていたほどの作品です。

1989年の映画は原作を忠実に作られていました。かなり怖かったですけど、先に本を読んでいたので映画よりも原作のほうが怖かったのを覚えています。

2020年の映画ですが、リブートではなくてリメイクですが、少し違っています。ネタバレ感想は最後に書きます。

先にスティーブンキングの原作と映画について


 私個人の意見ですが、キング原作の映画でスティーブンキングの本を超えて良かったもの(または怖かったもの)は少ないと思います。

キャシーベイツがアカデミー女優賞を取ったミザリーでさえ私は本のほうがうんと怖かったです。途中で我慢できずに本の最後のページを読んでしまった唯一の本です。
この本はハードカバーで持っていますが、装丁がすごく凝っていて好きでした。表の表紙を外すとミザリーの中の作家ポールシェルダンが書く他の本の表紙になっていました。

デッドゾーンだけはクリストファーウォーケンの寂しい顔がハマりすぎてて、これは映画のほうが良かったです。あの役にぴったりでした。

スティーブンキングが嫌った映画版のシャイニングは私はジャックニコルソンの演技が素晴らしくて好きですけど、やはり原作が良かった。

ショーシャンクの空に
原作は「刑務所のリタヘイワース」これも本のほうが好き。キングの小説で一番好きです。ホラーじゃない小説がすごくいいですよね。ホラーの帝王なのに。スタンドバイミーは映画も本も良かったです。

ミストの原作「霧」の映画版は最悪でした。原作と全く違います。映画はあまりにものバッドエンディングで落ち込みました。原作のほうは「希望」が見える、とっても良い読後感だったと思います。この原作大好きで何回か読みなおしました。

グリーンマイルも映画素晴らしかったですけど、それでも小説のほうが好きでした。

クージョはだいぶ前に見たのでかなり忘れてますが映画版のほうがラスト良かったと思います。原作は……あんまりです。

最近で言えば新しいほうのITは映画版が良かったと思います。原作本は「怖い!」よりも「長い!」という記憶のほうが大きいです。これは読むのが辛いくらい長かったですね。

他にもたくさん映画化されているのですがキングの小説本当に怖いです。その中でも怖い中に悲しみがあるペットセメタリ―の映画化そしてリメイク。



ここからリメイクの映画版のネタバレ感想になります。



愛する者の死 超えてはいけないタブー。

テーマがとても辛くて原作は昔読んだのですが、親になってからだったら読めなかったと思います

小説では赤ちゃんのゲイジのかわいさがこれでもかと書き込まれていて、事故にあう場面は本当につらかったです。

オリジナルの映画版では原作と同じく男の子のゲージが事故にあうのですが、今回のペットセメタリ―はお姉ちゃんエリーのほうです。

それから原作もオリジナルも2019年版も最初の被害は猫のチャーチ―。これがつらい。

前半は原作にほぼ忠実で医者のルイスが妻と家族と田舎へやってくるところから。

今回新しく動物のお面をかぶった子供たちが出てくるのですが、あの意味は何だったのかな? 説明がなかったと思います。

エリーが見に行きペットセメタリ―を発見します。そして近所に住むジャドと会います。

ジャドがなんとジョンリスゴー。怪しい感じがむんむんです(笑)

エリーが可愛がっていた猫のチャーチの死 ジャドはルイスを禁断のペットセメタリ―へ連れていきます。ここの描写長かった。そんなに遠かったっけ?

でチャーチ蘇って戻ってくるのですが前と全く違う凶暴な性格になっていました。

ここはオリジナルと同じですね。そして事故にあうのがエリーの方。ここはびっくりしました。そしてルイスは禁断の地へエリーを埋めに行き、蘇ってきます。

一番違うのはラストです。今回のほうがより救いのない感じになっていました。というかオリジナルの終わり方忘れてます(笑)確か奥さんを埋めるんじゃなかったかな?

ストーリーを知っていたので怖さは半減ですけど、かなり面白かったと思いました。

(時には死んだ方がまし)というキャッチフレーズも怖いですね。