2022年 第94回アカデミー賞のビンタ事件
今日のインターネットは一日中ウイル・スミスとクリス・ロックのミームにあふれかえっておりました。
実は何十年もずっと見ていたアカデミー賞だったのですが、数年前から興味なくなってしまいまして、ほとんど見ていないんです。最後はディカプリオがオスカー取ったときかな。こちらも録画で見ました。
特にここ2年くらいはコロナもあって中継だったりして、すっかり遠ざかっていました。
そうしたら、こんな事件が!!
Twitterに次々と流れてくる画像、映像、そして賛否両論の意見。
前後の映像を見ました。
クリス・ロックがジェイダ・ピンケット・スミス(ウイル・スミスの奥さん)に向かって
「大好きだよ!GIジェーン2が待ちきれないよ!」とジェイダの坊主頭とGIジェーンのデミムーアの坊主頭を引っかけたジョークを言いました。
ちなみにこちらはデミムーアのGIジェーン 1997年の映画です。
カメラは一瞬ウイルとジェイダを写すとウイルは笑ってましたけどジェイダは引きつってました。
その後すぐにウイルがツカツカとステージのクリス・ロックの元に向かい強烈平手ビンタ。
グーパンかと思った。マイクロフォンに鈍い音で「ご!!」って入ってました。
クリスはワオ!!を連発した後に「ウイル・スミスにめちゃやられたぜ」と言って少し笑いを取りましたけど、その後席に戻ったウイルがマイクを通さずに「俺のワイフの名前をお前のくそ口から2度と発するな!」なんとFワード生中継中に(テレビで流れたと聞きましたけど、その時見ていなかったので生中継でながれたのかは、わかりません)
この本気ガチギレに会場が凍り付いてましたね。
ロイターから字幕付きの動画あがってました。
容姿をバカにするジョークはアメリカではかなりタブーです。さらに、ジェイダはいつも短髪なので、気が付きませんでしたけど脱毛症に罹ってすごく悩んだ末に髪を剃ることにしたんだそう。
それは怒りますよね。クリスが脱毛症の事を知らなかったとしても、容姿をいじるのはもうやめた方がいいと思います。
すごく賛否両論で「どんな場合でも暴力はダメだ」派と「いや!よくやった!」派
私はどちらかと言うと「よくやった」派です。
病気で妻が苦しむ姿を見ていたのなら、殴りたくなる気持ちはわかりますし、ジェイダの立場が私だったら……すごく嬉しかったと思います。
私はガン治療の抗がん剤で髪が全部抜け落ちたことがあります。ガンという病気も手術も辛かったですが、脱毛も涙が止まらないくらいに辛かったです。鏡に映った姿を見て何度泣いたかわかりません。まして女優という職業での脱毛症はどれほど苦しいかと思います。
そんな時に「GIジェーン2見たいぜ」と髪型をいじられたら?そして旦那が横で笑ってたら?そう思うとウイルスミスの行動を私は非難できないどころか、やはり「よくやった」と思ってしまいました。
クリスロックは前から過激なジョーク(というか、聞いていてムカつくような)多くて以前はアジア人をバカにしたこともありました。
人種的なジョーク(自虐ネタも多い)でうんざりしたことも。やはりアカデミー賞で初司会の時に舞台から「わ~お白人の大集団だ!」と言ったのは覚えています。その後もあまりにも黒人ジョークが多くて「もういいよう」と思ったことも。
ジェイダをバカにしたのはこれだけではなくて白人ばかりノミネートや賞をとるアカデミー賞をボイコットしようという運動にジェイダも参加した時に「必要ないんじゃない?アカデミから招待もされてないのに」と言ったり。
そのことをウイルは根に持っていたとも聞いています。
でも一方ウイルとジェイダがまだ結婚していたことにもびっくりもしました。
この2人は2021年にオープンマリッジを公言しています。
ノンモノガミーと呼ばれます。Ethical Non-Monogamy / ENM これは非一夫一婦制のことで簡単に言うとお互い自分以外にパートナーがいてもいいよ。多重に恋愛オッケーだよということ。
こちらコスモポリタンの記事に11人のセレブが紹介されてます。
数年前からジェイダが誰かと浮気しているとスキャンダルになってましたし、ウイルスミスが発見したとかいろいろ言われていて、この結論に落ち着いたのかもしれません。
今はジェイダはラッパーのオーガスタ・アルシナと付き合っています。
私には理解しがたく、ウイルスミスのいろいろな話を読んで、なんか変なの~と嫌いになっていたのも事実です。(当時生々しい、えげつない話が多かったので)
今日のインターネットミームもそれが多かったです。「誰と寝ても良いけど、髪型のこと言われたら殴るんだ?」みたいな。
非難している人の方が多くて、しかもクリスロックがあそこで怒らなかったのは偉かったとか、ちょっとそれは……という意見も見ました。
アカデミー賞をとったのですが、それを取り上げた方がいいという意見も。
なんか、う~ん。それはやりすぎじゃない?と思ったり、でもやっぱり殴るのはダメじゃないと思ったり。その場で怒るだけでも良かったかもですよね。
しばらく騒ぎは続きそうですね。
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