2025年12月3日水曜日

サブスタンス The Substance ネタバレなしあり感想

 サブスタンス 2024年 アメリカ

日本の公式サイト

日本のキャッチコピーは「かわいいが暴走して、阿鼻叫喚」

この日本独自のポスターを見て「大人女性とティーンのぶつかり合い?あ、いれかわり?ちょっとかわいいコメディー系?」などと思った皆さま大やけどでごさいます!!





良いですか皆さま、だまされてはいけません。この映画

ホラーホラーグロホラーでございます。R15+も納得。

そしてデミ·ムーアよく受けた! すげえな、おい。という誉め言葉が素直に出ました。


映画を表すポスターはアメリカのほうが断然近い。↓のこれ、本当これ。




簡単なストーリー

元は売れっ子のハリウッドスターが年齢を理由に解雇されるところから始まります。

デミ、自虐。脚本を読んだらキーってなりそうですが、良く引き受けたなと。

ハリウッドあるあるです。プロデューサーがデニスクエイドなんですが、解雇のシーンで汚くエビを食べるシーンが私は一番不快でした。

きもち悪くて、不愉快でグロテスクなシーンが多いのですが、この口いっぱいの咀嚼が、もううえええええ~。

50歳だからとごみのように捨てられるエリザベス(デミ)ここから禁断の薬に出を出していきます。

ここまで書くと、やせるためのメトフォルミンとかマンジェロとかを使用する人たちへの警告のようにも感じます。

この禁断の薬がとんでもないもので……というのがあらすじ。



最初は人間ドラマ、そしてSF、ホラーその後びっくりするほどのコメディーシーンもあります(私はよくホラーコメディーを見るので笑いました)いやあえぐいえぐい。

すごいの見ちゃった。というのが正直な感想で、高年齢への抗いなど深いテーマもあるんですが、とにかく、えらいもん見ちゃった。

面白かったですけど、魅力的な若い女性のほうも、それほど、まあ、うん。そうでもないっていうか。すみません。

いっそ、若いころのデミムーアのAIでも良かったんじゃないかとも思いました。







ここからネタバレ


いやあ解雇のところとか、悲しい、デミのダンスも悲しい。老いを受け入れられない(っていっても50歳やで!!)エリザベス切ない。

昔のクラスメートとデートしよっかなとおめかしのシーン一番切なかった。

「いいじゃ、エリザベスそのままで十分綺麗」と言いたくなりました。待ってた男性かわいそう。

鏡の前で口紅をぐちゃぐちゃにするシーン素晴らしかったし悲しかった。

私たち一般人でも老いを受け入れるって難しい、ハリウッドスターならなおさらですよね。

自然体は美しいと思いますが、整形依存になる気持ちもよくわかるなあ。というかデミムーア確か億単位で整形してたと思った。だからよりキャスティングすごいなと。

謎の薬を注射すると、まさかの自分の体の中から若い魅力的な別の自分がでてきます。背中からめりめりっと。きもいいい。

で、生まれた?若いスー。古いエリザベスの背中を縫うシーンも気持ち悪い。

「ああ~そんな雑に縫ったら感染症に!!」と軍でメディックだった夫うるさいww映画だから~。

1週間ごとに体を交換しなければいけないんですが、若い自分のまま長くいたいため、そのルールを破っていきます。

そのたびにエリザベスのほうの体は、より年を取っていき、老婆のようになり、後悔しても、もう取り戻せない。





この後のビジュアルがさらにすごかった。 いやあいくらなんでもこんなに垂れなくない?




スーのほうは(かわいいけど、素晴らしいほどじゃないと思った。口元とかいまいち?)どんどん仕事が軌道に乗って、ついに大晦日の特別ショーを任されることに。


しかし、あまりにも長くスーを使いすぎて、元のエリザベスにも戻れず、ついにモンスターへ変身してしまいます。

もう、このビジュアルがすごすぎる。ぐちゃぐちゃで。この姿のままショーへと出演します。


この監督おっぱい好きすぎ。老婆エリザベスの垂れ下がった乳房から、モンスタから生えてる乳房まで、意味があったのかなと考えました。

いつも着ている黄色のコートとか。監督なりの考えとかあるのかなと。

そしてモンスターのまま舞台に立ったエリザベスのラストシーン。もう大笑いしてしまった。これはひどいというかえぐいっていうか。

監督短いインタビューでは「モンスターになったエリザベスはやっと自己肯定できるようになり、自分を好きになったんだ」とほう。

頭にイヤリングをじかにぶっさしちゃったりして、おめかししてたもんねえ。


ギャーギャー言いつつ、いろいろ考えさせられる映画でもありました。






2025年11月30日日曜日

Task /タスク 

 Task/タスク 2025年 HBOドラマ シーズン1


結論から言うとすっごくすごく面白かったです。






なんか、じーんと良かった。切なさもありの、終わり方も余韻も良かった。


最初は

「主演マークラファロ ふうん?FBIに見えなーい!(すみません)あ、でもオザークに出てたニセキアヌ(すみません)も出てるから見ようかなー」

くらいで、いつか見ようと思っていたところ、時々そっと覗くXでhachiさん ブログはこちら→Whatfatが、おもしろいとつぶやいておられたので急いでみることにしました。いつもおすすめを教えていただいてます。ありがとうございます。


Task 2025年 アメリカ 

アメリカではHBOで配信されています。 日本ではU-Nextでの配信です。


7話しかないのですが、1話が約60分と長いです。

ちょい田舎だからオハイオかと思いきや笑 フィラデルフィアでした。近い。

このドラマは捜査だけではなく、それぞれの家族のドラマもとても重いです。

まずこの2人のキャラクターそしてキャスティングも素晴らしい。




ハルクのマークラファロですよ。第一線から退いているとはいえ、こんなFBIはいないw

ものすごくしょぼくれていて小汚い中年アル中。でも理由があります。



そして、オザークへようこそに出ていたニセキアヌ(と呼んでいたすみません。でも大好きです)


トム·ペルフリー


ダブル主演でいいと思います。この人が出てきたら「絶対いい人に決まってる」と思ってしまいます。

かなり早い段階からごみ収集の仕事ではなく、裏では麻薬ギャングの家に押し入る強盗として描かれ「え?でもきっとFBIのおとり捜査?」と勝手に思ってしまうほどの良い人のお顔。

姪っ子のメーブもとっても良かったなあ。

そしてバイカーたち本当に悪い顔ムカつきました。

キャストとても良かったと思います。


タスクとは「しなくてはいけない仕事」の意味があるんですが、お互いにそれがある。うん、うまい!!とつぶやきました。

色々な人生があり、思惑があり、それでも人は生きていく。ぐすん、やるせねいなあという感想(どんな)

FBI!麻薬!ドンパチ!アクション!!だけではなく、重く深い家族のドラマや葛藤がある。私はとっても好きでした。

ちなみに息子に

「タスク見たんだあ、すごく良かった~!!」というと

「ああ、しってるセイウチにされるやつ」


ちげえよ。

それも大好きだけど、ちげえよ。

B級ホラー好きなら大好きと思うよ。Mr.タスク オウオウ~って泣くところが良いww





ここからネタバレです。


マーク·ラファロというか、捜査官のトム。いい人すぎないか?つらくなるほどです。引き取った里子に奥さんを殺されたら、私はやっぱり許せないなあ。法廷で息子と向き合い「許す」と言うところの演技素晴らしかった。泣いてしまった。

それからメーブのお金に目をつむるところ、それから子供のサムを里親が現れるまで引き取るところ。

私としては里子だった息子の引き取りを放棄してサムを育てて欲しかったと思いました。

そしてロビー やっぱりいい人だよね。切なすぎる。もう少しで復讐できたのに、あいつ許さん~!

出てくるたびにイライラしました。




突っ込みどころはFBI関係の捜査方法とか。特に家に突入した時に捜査官を一人にしたり、そんなことありえないと夫お怒りw(元軍関係者。ちなみにいつもああ敬礼が違うとか弾丸の数が違うと文句言ってます)マークラファロの髪形やひげもFBIであり得ないと。ぷんすか

たぶん、他の映画の役のためとか大人の事情ww

最近見たバレリーナのノーマンリーダスもダリルのままでした。

こういうのはしょうがないとしても、黒人の女の子の捜査官が潔癖症のシーンがあって、でも後から全く使われなくて、必要あった?と思ったり、ちょっと「ん??」ということはありました。

ただ後半のぐいぐい追い上げはすごく良かった。5くらいからめちゃくちゃ好きでした。


そして最後にメーブが車で去っていくシーンが余韻があってとても良かった。幸あれと祈りたくなってしまった。

オザークもそうですが、出てくるキャラクターでそのドラマが好きだったり嫌いになったりしますね。

捜査ものをもっと見たいなと思いますが、たぶん次のドラマはこれまたおすすめのThe Pittを見ます。楽しみ!

The Pittも(Taskも)アメリカでは字幕なしなので時々ポーズして「〇〇ってなに~?」って聞いちゃうのでおとうさん、どうぞよろしくww





2025年11月27日木曜日

スカーペッタ/Scarpetta ドラマ化!!

 待っていました。パトリシア·コーンウエルの大ベストセラー検屍官シリーズがPrime videoでドラマ化されるそう。

スカーペッタ/Scarpetta

2026年3月11日全米放映決定




きゃほう~~

原作の大ファンで、特に一作目の検屍官が好き。猟奇殺人、法医学での捜査めちゃくちゃ面白いです。スカーペッタとは主人公の女性検視官。そのキャラクターや仕事っぷり、周りを取り巻く人たちもすごくよくて、特に口の悪いマリーノ刑事が好きです。

何度も何度も映画化が噂され、立ち消えていったスカーペッタ

最初にスカーペッタ役のオファーがデミムーアで、うええええ??イメージ違くない??って変な声が出た記憶が。

原作者のパトリシアコーンウエルもきっと同じ声出たよね。納得できないと話は消えました。

その数年後にはアンジェリーナジョリーにオファーがいったのですが、これも消えてしまった。コーンウエルはスカーペッタにすごく思い入れがあるとか。

で、ニコールキッドマン 


なるほど。まあ、ありですよね。

まだ詳しいことはわからなくて、今日見たばかりのニュースなのでキャスティングにきっと文句が出るはずww

でも嬉しいニュースでした。

今タスクの感想を書いてます。

あ、あのトドにされちゃうホラーのほうじゃなくて、ドラマですww

映画も少しづつ見ているので書いていきます。

デミムーアと言えば、すごいの見ちゃったなあ。あれです、あれ。こちらもすぐに感想書きます~。



ハリウッドリポーター

ニコール・キッドマンが“伝説の検屍官”に ―― 『スカーペッタ』初画像が解禁、法医学スリラーの金字塔がついにドラマ化