The Crown ザ・クラウン
シーズン1を見終わりました。エリザベス女王のストーリーに興味なかったのですが見て本当に良かった。こちらも素晴らしいドラマでした。
現在シーズン4まで放映されていて、シーズン4の元ダイアナ妃までどうしても見たいと思って1から見始めました。最初から見てよかったです。
シーズン1は1947年のエリザベスとフィリップの結婚式から。エピソード1はちょっと説明的な感じで「英国王室かあ」「おお結婚かあ」「国王、病気なんだ」と、ちと「すごく面白くなる?これ?」という失礼な感想でしたが、ちゃんと面白くなります。
5年後にケニア訪問中(ここも良かった)父国王の崩御。そして戴冠式。若き女王の苦悩と孤独。チャーチル政権、そして妹のマーガレットとの確執。すごいなあ~ほぼノンフィクションというのもすごいなあと毎回楽しみになりました。
特に妹とピーターの恋を、みとめてあげたい姉、みとめるわけにはいかない女王としての苦しみ。
わかる~いやいや、わからないけど、わかる気がする~。ここ長い時間割いて良かったです。
美人で社交的な妹マーガレット
もともとお父さんも国王になりたくてなったわけじゃなくて、正直お兄さんのわがまま(いろいろな気持ちはあったと思いますが、このドラマでは結構自分勝手なわがまま男として描かれています)「離婚歴のある好きな人できちゃった。結婚できないなら国王やめるわ」そして「弟、王様やって」ひえええ。
日本に置き換えたら結構大変なことですよね。英国でも大変なことだったのかもしれませんが、ありえないほどの重大事件。
そして国王の父が若くして崩御、いきなり女王になったエリザベスの苦労たるや。若くて結婚したばかり、子供だって小さいのにい。
エリザベス役クレア・フォイとフィリップ役マット・スミスがすごくうまいです。
特にマットスミスの(いきなり女房が俺より偉くなっちゃってやりきれねえ)という上目遣いの表情が素晴らしい。
1950年代の英国の男性にとって、屈辱が多かったのだと思います。「グウゥ、嫁~」
私が好きだったのは第9話
老いたウインストン・チャーチル(ジョン・リスゴー)の肖像画のストーリー
あ~きつい。これは辛いけど良いエピソードだったなあ。ドラマの中の肖像画も年老いた姿でしたけど実際の肖像画もネットで見ました。燃やしたのは実際は奥様だったようですが、傷つく気持ちはわかるなあ。
現在だったらスマホの写真とか。ものすごくクリアにしわとかしみをうつしだして、やりきれなくなります。だから加工アプリがあれほどはやるんだと思うし、肖像画はちょっとかっちょよく描いてあげたら良かったのにい。
と、へんなところを思い出して書いてます。笑 素晴らしいドラマでした。
食わず嫌いは本当にダメだなと思いました。タイトルからほぼホラーを取らないと。そっち系もまだ大好きなんですけどね。これからはいろいろ見ます。
とりあえずシーズン2がめっちゃ楽しみです。