Isle of dogs 2018
アメリカ、ドイツ
監督ウエスアンダーソン
IMDb 7,9
Rotten tomatoes 90%
ストップモーションアニメーションです。
書いておかないと忘れそうです。 そこはすごいと思いました。
独特の世界観があり、アイディアがとても良いと思いました。
しかし評価がすごく高く期待が大きすぎたのか、私は途中ちょっと退屈というかがっかりしてしまいました。
理由は後で書きます。
ウエスアンダーソン監督の映画はホテルブタペストしか見ていません。この映画ものすごく評価が高かったですけど、私はすっごく面白かったか?と聞かれたら「そうでもないかなあ、良い映画だけど」と言ってしまうと思います。
そして犬が島も全く同じ意見です。
「素晴らしいと思う。でも、あんまり面白くはなかった」
ファンの方ごめんなさいね。一個人の意見です。
完成度は高いんです。映画通の人は「これは!!」と唸るような。
ただ私のようにBホラーが大好きなゲスい映画ファンには、合わないだけです。
エンターテイメントというよりも、映像のアートなんですよね。アートはすごく好き嫌いが別れると思うんです。
私はどちらかと言うと「ストーリーが面白いか?」が大事で、それから俳優の演技。なのでエンタメ的映画が好きです。
ウエスアンダーソンのアート作品。
とても美しく素晴らしいと思うのですが、じゃあ映画として好き?と聞かれると、う~ん難しいなあというのが正直な感想です。
この「犬が島」の映画の感想も「すごく日本を研究してる凄い!!」という人と「日本をバカにしてる!」と意見が真っ二つで、面白いなと思いました。
少し未来の日本。なのに古めかしく、懐かしい。確かに皮肉もたくさん込められています。日本が動物保護の点で遅れていることも皮肉っているのかもしれません。
文化などよく研究していると私は思いました。日本語のところがとてもきちんとしていて、感銘を受けました。そして翻訳しているところはニュース映像だけなんですね。
日本語だけで字幕が出ないところも多くて、夫に英語で説明しながら見たんですけど、これアメリカでそのまま放映されたんですよね。
「言葉がわからないということで、犬に感情移入させるのが目的」という意見もちらほらありましたが、真相はわかりません。
こういう場合変な日本語が多いんですけど、きちんとした日本語で驚きました。
なのに!なのに!主人公のアタリだけが(英語圏で育った人独特の訛り)がすごくあるんです。日本語が棒読みですごくへたくそだと私は思いました。
途中からなんだか見る気しなくなってしまったのはそれが原因です。
他の俳優陣は素晴らしく、ハリウッドにしては珍しく中国語訛りのない日本語ばかりで感銘を受けていたのに、主人公だけがこの日本語なんです。
これも何か狙ったのでしょうか?アンダーソン監督~。
洋画の吹替がひどいと(タレントさん使ったりとか)見る気がしなくなってしまいます。なので、そこが残念でした。
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