2020年6月24日水曜日

netflix オリジナル Dark ダーク シーズン1の感想

Dark 2017年 ドイツ製 Netflix オリジナル 

シーズン1見終わりました。

すごく面白かったです。

そして、すごく難解でした。

暗い!本当にダーク! 

でもはまる人は、はまります。

プチあらすじは

ドイツの小さな町で子供の失踪事件が起こり、それをきっかけに4つの家族の大きな秘密が暴かれていく。



登場人物が多く、謎も多いのでメモを取ることをお勧めします。相関図。

シーズン1が終わるころにはぐっちゃんぐちゃんになりました。笑

そして人物名の下に「あやしい?」「何か知ってる?」とか書き込まれているメモを見つけて息子は笑っておりました。


いいの!わかんなくなるから!


ドイツ語なので最初夫と英語の吹き替えで見たのですが、ちょっと英語棒読みっていうかあんまり合っていなかったので、夫はドイツ語音声で英語字幕で先に見て私は英語音声で日本語字幕で別々に見ました。

捜査もの?と思ったのですが、違うジャンルでございます。

何も知らないで見たい!!という方もおられると思うので、ネタバレ注意で。

エピソード4までは謎も多くてわかりにくくて「うう~~ん」となりますが中盤から特にエピソード5あたりで、おおおお~!!っとおもしろくなります。








ネタバレ注意


ジャンルはSFでタイムトラベルもの。

ストレンジャーシングスにちょっと似てるかなと最初は思ったのですが、全然違いました。

暗い!とにかく暗い!! 

雨ばっかりザーザー降ってます。そしてものすごく不快な不協和音がしょっちゅう鳴り響きます。壊れたホラ貝みたいな「ヴゥウウンン~~~」
普通に話をしているシーンでもいきなり来るので怖いです。

ストレンジャーシングスのような明るさ一切なしです。くすっとするところゼロ。

私は小説は海外サスペンスとかスリラーものが好きなんですけど、北欧の推理小説に似た感じがしました。ひたすら暗くて寒くて重くて救いがないような(ドラマの方は救いはまだわかりません)

とにかくアメリカとヨーロッパ全然違うんです。どっちも好きです。ドラマのキリングを見た時に感じた暗さに似ているかなと思いました。このドラマも見たのはアメリカのリメイク版ですけど、元はヨーロッパのドラマでした。

ダークの登場人物は多くて4家族のストーリー

さらに現在(2019年)と過去(過去も2回1986年と1953年)なので「若いころのあの人」と「年取ってからのあの人」と混乱していきます。

なので自分で相関図書いてたんですが、ネットにたくさんありました。

ネタバレになるかもと見なかったのですが、だいじょぶそうだったかな?
 
こちらとかよくできていますね。 ダーク相関図とかDark Family treeでたくさん出てきます。


最初は謎ばかりでエピソード4までは「もう全然わかんないけど!」でした。

エピソード5でいなくなったミッケルがミハエルだったとわかったときに「うお!!そうだったのかあ」や~られた~~!と思いました。


シーズン1の大きなネタバレでした。

そして最終話か9話でわかるのがずっとフッドをかぶった男がなんとヨナスだったと。ここも「うおおお~おい」と思いました。

自分同士って会って話せるの? 過去と未来の自分。こういう細かいところ気になります。タイムマシン物では、あり?

何から書いていいのかわからず。今日もずっと考えていました。笑

シーズン2のはじめだけ見始めたのですが絶対にごちゃごちゃになるなあと、先にこれ書いてます。

それでも頭はごちゃごちゃなんですが。笑


シーズン1で全部の謎は解かれませんでした。

一番大きな謎は ノアの正体です。多分このドラマのキー。

それからこの町はずっとループしているんでしょうか? 

それを壊すために中年ヨナスは機械を設置?そして未来に飛んでしまう?

未来の人はヨナスが来ることを知っていた?

ミハエルはわざとミッケルに言わなかった?これはそうですよね、未来が変わってしまうから。

息子が生まれなくなってしまう。でもなぜ命を絶ったのか?それは謎です。

大きなテーマは過去や未来を変えることができるのか?でしょうか?

んもう、シーズン1全部見たのに謎ばかり、頭の中をぐるぐる回ってます。

それにしてもハンナいやな女だな。笑 
ここだけどろどろの昼ドラみたい。それも好きですが。

あと、謎というかドイツはあんなに雨ばっかり降ってるの?

で、傘なんで差さないの? アメリカも小振りだとささない人多いですけどザーザー降りなのに?

それから2019年の描写で家の作りがすごく古臭く感じて1986年と混乱します。でもきっとドイツはこういう感じなのかな?キッチンの感じとかすごく違います。


ウルリッヒは1953年に行って帰ってこられないの?だとするとそこで子供出来たりしてまた未来が変わるのでは? うーんうーん。

ウルリッヒが1953年に殴ったヘルガも中年時代にもう耳がつぶれてましたよね。ウルリッヒが行く前なのに。やはりループしている?

SF映画あまり理解できないので(SFホラーは大好き)私には難しいですが、すごく深くて、いつまでも考えてしまいます。

これから考察サイトなど読んで、さらに深く考えよう。笑 あ!それよりシーズン2を見てこよう。


















2020年6月23日火曜日

Friend Request『映画』 デッドフレンドリクエスト 感想

Friend request 2016年
 ドイツ 

Wiki見て知りました。ドイツ制作映画だったんだ!!って。でも英語。



Netflixで見ました。主演がなんとフィアーザウォーキングデッドのアリシアさん。




フィアーザウォーキングデッドの時は感情がないような役なので始終無表情であまり好きじゃなかったのですが、この役はすごく良かったです。かわいい。

特に前半の人気があってSNSエンジョイしてる大学生役ぴったり。

SNSでのフレンドリクエストでのあれこれというあらすじを見て
以前見たアンフレンデッド(2014年 IMDb5.5)みたいなのかなと思ってました。


アンフレンデッドは画面がずっとコンピューターのままで画期的ですが、ちょっと私は観にくかったかな。



なので「あ、あんな感じかな?」と思って見始めました。

私はデッドフレンドリクエストの方が面白かったです。

評価低いのですが(IMDb 5.3)私は結構好きでした。

あまり怖くなかったけど、2,3か所アップでびっくりする場所があります。

アップと音でびっくりやめてえ。

 デッドフレンドリクエスト予告編 ↓



アンフレンデッドの予告編も貼っておきますね。こちら↓





ここからデッドフレンドリクエストのネタバレ感想です。




フレンドリクエストを承諾したばかりにマリーナという女性からつきまとわれる、かわいくて人気者のローラ。

パーティーに誘われなかったと激おこ。そして自殺してしまいます。そこから始まる呪いの数々。

え!この展開早すぎる。もっとイヤーなしつこさで引っ張ってほしかった。

ストーカー系かと思ったらまさかの悪霊系でした。

ローラは何気ない気持ちで、それとも「友達0なんてかわいそう」という気持ちでOK押してしまっただけなのに、あんまりな仕打ちが待ち受けています。

全然悪いことしてないのに。

自分が張っていない動画を削除できないというのも怖い。

ていうかザッカーバーグに連絡すればよかったんじゃ…。笑


ラストが救われない感じです。

ボーイフレンドがさっそうと現れて、かわいい彼女を救って
「大変だったね」みたいなオチかと思ったら「あれま!」

そっち?


途中に差し込まれるアートは良かったけど、こういう不気味な人普通はあまりフォローしないよね。

主人公ローラはきっと優しい良い人だったのになあ。この人は助けなきゃ!ホラーなのにと思ってしまいました。

ホラーって意外と説教臭いんです(笑)ジェイソンとか。

未成年不純異性交遊はだめ、麻薬はダメみたいな。そんな順序で殺されたりします。

スクリームに出てくるような「ホラーのルール」ってあるんですよね。

優しい人は(ラストガールと呼ばれて)生き残らないと納得できない。
でも最近はルール破り多いですね。

アリシアちゃんは厳密にいえば生きていますが(それか悪霊になった?)ちょっと最後驚きました。

でも見ている間飽きることなく楽しめました。

あまりはまらなかったアンフレンデッドの方は続編のダークウエブというのがあったので、こちらもいつか見てみたいなと思います。





2020年6月19日金曜日

『映画』最悪の選択 Calibre ネタバレなしあり感想 スコットランドのアクセント

最悪の選択 Calibre 2018年 イギリス映画



スリラーというかサスペンス。どっちがどうなのかよくわかりません。

ちょっと調べてみると

ホラーは明確に恐怖心をあおるもの。
ミステリーは謎解き要素のあるもの。
サスペンスは謎解きに不安や緊張を加えたもの。
スリラーは不安や緊張含み、より恐怖感を煽るもの。

という解説が多かったです。スリラーは「身近なものや人が脅威や権威となるもの」というのもありすごく興味深いです。

スリラー映画大好きです。今度まとめてみます。

「最悪の選択」に話を戻します。

スコットランドの田舎の森でマーカスとヴォーンという二人のイギリス人男性同士で鹿狩りを楽しずだった。
ある事件が起きて、それは予期せぬ方向へと転がっていくのだった。

てなあらすじ。

これ日本語の題名でほぼネタバレだと思うのですが、どうでしょうか?
 
確かに題名に惹かれて観たのですが、ある事件が起こったときに

「ふむ、ここで最悪な選択をするのだな」とすぐに思ってしまいました。

単純にそれだけではないのですが、この題名はちと失敗では?

その後にもいろいろあるので結構ドキドキします。

長い映画ではないのですが、前半はちょっとテンポが悪くて間延びした感じがします。

中盤からはどどどっと転がっていきます。

それからスコットランド英語を十分楽しめます。(と思います)

(思います)というのは理由があります。

私は英国英語が聞き取れないことが多いのですが、なぜかスコティッシュはアクセントが聞こえないんです(笑)

親戚に一人スコットランド出身の男性がいてものすごくヘヴィーなアクセント(だそう)話したときに「聞きにくかったね」と夫が言ったときに
「え??なまりなかったよ?」
「えええええ??いやいや!何回か聞き返したよ」
「うそ~ん」

スコットランドなまりと日本なまりは相性がいいのかも。

「じゃあじゃあシュレックのなまりも、わかんないの?」と夫
「え!なまってない!聞きやすい英語」どひゃ~みたいな。笑

で、この映画は舞台がスコットランドなのでこてこてだったのかなと。
だったのかな?ってなんだ?何その感想。




それではネタバレ感想です。

 



あ~あ。鹿ハントなんて行ったらダメ。鹿ちゃん殺したらえらい目に合うよという映画です(嘘です)

アメリカにもよく(田舎に行ったら襲われた)ジャンルがありますが、この映画も田舎の閉鎖的な感じよく出ています。

最初のバーから「お!なんだおまえたち!よそもの!」ってな目線でちょっといたたまれない感じ。

自分がこんな場所に入っていった気持ちになって「ひいいい」ってなります。

女の子たちとのあれこれは、ちょっと長くないかな? マーカスとヴォーンの性格を表すのに必要なとこだったのかも。もう少しあっさりでもよかったな。

女の子2人入ってきたとき、ちょっと怪しくて「お!ホステルみたいな展開?」って思っちゃった。ホラー見過ぎです。


鹿狩りに行くまでは、ちょっとダラーっとしたところありますが(時間短いけど長く感じるような)私は、まあ最後まで楽しめました。でも後味悪かったです。


ヴォーンが鹿を撃ったつもりだったのに、外して、それが少年に当たったところは一番衝撃でした。

「うわ!!」いややいやや子供がひどい目に! ハンティングには(ちなみにスコットランドではストーキングというのですね、初めて知りました)事故がつきもの。
でも最悪の事故でした。

すぐに警察に連絡していたら、あんなことにならないのに。

マーカスがお父さんも撃ってしまったところから一切事故ではなくて殺人事件。

確かに銃の貸し借りも違法、酔っ払っての射撃も違法。

逮捕されたら有罪で刑務所に行くとは思いますけど、事故ではなく、人を故意に撃ってしまったことで殺人罪になりました。

ただ、この時点ではヴォーンの命が危なかったので正当防衛というケースに、もしかしたらできたかも。

でも酔っぱらってる時点でダメですね。

で、この映画にはそういう裁判は出てきません。だって埋めちゃって隠ぺい。すぐに逃げるつもりが、あれこれあって滞在。このあたり一番ドキドキしたかも。レストランのシーンとか。

そのあと事件発覚。

どんどん悪い方に転がって行ってしまいます。

つかまって告白の時ヴォーンは正直に全部話したのでしょうか?

そこは音声がカットされていて、わかりませんでした。

そしてマーカスを撃てと言われて「できない」と泣きながら、自分の命が危ういとためらいなくトリガーを引きます。

人間の本質とかあれこれ考えました。

ヴォーン助かったね良かった、という気持ちになれず。どんよりします。

最後は数か月後。もう赤ちゃんが生まれています。でも心は壊れたまま。

これからヴォーンは2度と元には戻れないんですよね。最後ちょっと弱かったかなと思いました。

実は復讐のために村人が来ていて…とか←やっぱりホラーの見過ぎです。