2021年2月7日日曜日

The Crown  ザ・クラウン シーズン2 ネタバレ感想

 ザ・クラウン シーズン2

シーズン2も素晴らしかったです。おもしろかったああ。一気見に近い状態。



シーズン1よりさらに突っ込んでスキャンダラスな部分を描いて「わあ、良いのお?こんなの描いちゃって良いのお?」と思いつつ楽しく鑑賞。”BBCだったら作れなかった”というのも納得です。

シーズン2は1956年のスエズ動乱から1964年の第4子のエドワード誕生までを描きます。

妻として母として悩むエリザベス女王。なんだか身近に感じられます。

以前はあまり良いイメージなかったのです。でもこんな等身大な女性像を見せられて「そうか、こんなことあったんだね、大変だったね」と言いたくなります。(無礼者)

どこまでが事実なのかなと後から調べるのもまた楽しい。

結婚したての若いエリザベスから10年後までを演じきったクレアフォイ素晴らしかったです。シーズン3から違う女優さんなんですね。もっと見たかったなとちょっと寂しい感じもします。




シーズン2の予告編




ここからネタバレありの感想です。



見れば見るほどフィリップが嫌いになっていく。笑 

本当にこんな浮気男だったのかな?1話2話あたりの夫婦のぎこちない感じリアルですね。

ベッドも別でこれは英国&米国ではかなりシリアスな状況だとおもいます。

1話 誤算 5か月離れる夫のために手紙を入れるところ、かわいい。でも発見したのはダンサーの写真。ちょっとお、フィリップ?

第2話 男の世界 ではもう男たちでやりたい放題。はめはずしすぎ!秘書官のマイクも悪いよね。このマイクの離婚の所すごくスリリングでした。

第3話 リスボン その場でマイクをくびにしたのはフィクションのようですが、浮気発覚して離婚したのは本当。仲良しでいつも行動を共にしてたら、疑われますよね。で俺だって称号がほしいんだあって、フィリップ?

第4話 2人だけの秘密はちょっと退屈エピでした。マーガレットの写真家のアンソニーが出会うところ。大事だと思うんですが、恋愛にあんまり興味ないのでちょっと長かったな。でもポートレートを撮るところはドキドキして良かった。

第5話 操り人形 ジャーナリストにめっちゃ批判される女王。でもなんとアドバイスを取り入れる。これも会ったのは事実ではないけれど助言はほぼ取り入れたそう。

この車の工場の視察のエリザベス女王の歩き方とか姿が本物みたいでした。研究してますね。後コートがすごく好み。笑




第6話 暴かれ過去 一番好きなエピソード すごくショッキングです。

ウインザード侯爵とナチスの関係が暴かれます。ほぼ史実だと知り驚愕。ウインザード侯爵も嫁も知れば知るほど嫌いになりました。このトップ機密の漏洩した書類は1996年に一般公開されたそうです。ドラマの最後に本物の写真が数枚映し出されて、それもショッキングでした。

第7話 結婚の儀 マーガレット 元カレのタウンゼントから「俺ちゃん結婚する」と手紙を受け取り大ショック、しかも相手は19歳 ちょっとやけ(だと思う)でアンソニーに求婚します。アンソニーがこれまた、超スキャンダラス。あらああとびっくり。それを知ってもエリザベスは結婚を許します。もうそれしかないですけど、よく許したなあと思いました。

第8話 親愛なるケネディー夫人 驚いた!ジョンFケネディーとジャッキーケネディー出てきた!ケネディーは似ていなかったけどジャッキーは似てましたよね。

意気投合したと思ったのに悪口言われてた!でもしょげるどころかライバル心メラメラでガーナまで行ってダンスしちゃう。ダンスの部分は史実だそうですがジャッキーに対抗してと言うところはフィクションだそうです。だよねえ。

第9話 父として お話変わってチャールズの学校とフィリップの子供のころの話。

このエピを見てフィリップを本気で嫌いになりました。まあそういう時代だったと思うのですが「男は男らしく」とかね、チャールズは王様になる運命なんだから、そういうのいいのにって思っちゃいました。自分だってつらい目にあっているのに。俺の苦労をお前も味わうんだ!みたいな感じ嫌いです。

チャールズは2人の息子はイートン校に入れたそうです。だよねえ。


第10話 謎の男 スキャンダラスだけどシリアスな話。

1963年3月、国防大臣ジョン・プロヒューモと高級売春婦のクリスティーン・キーラーとの関係 2人を引き合わせたのが整骨医のスティーブワード フィリップも関係があったのかもしれないという話。あーあ。またですね。

エリザベス女王の悩みと苦悩 フィリップのどこが良…あわわ。だって3人目の子供が欲しいと言ったら「その髪型どうにかしろよ、ヘルメットみたいだ。男をその気にするにはリタヘイワードみたいにしろ」とか言っちゃう。なにい~!!浮気はするわ、文句ばっかり言ってるわ、本当にひどいな。

叔父にあたるウインザード侯爵もこれほどとは。図々しいなあ、また英国のために尽くしたいとか言っちゃって。「あなたにはそのチャンスがあった」っていうところ良かった。キリスト教徒として「許し」と裏切りに対しての「怒り」の狭間で揺れるエリザベス。あの決定は良かったです。ウオーレス夫人は「自分はなんてことしたのかしら」と反省したことあったのかな。この通りなら本当にムカつきます。

それからイーデンが辞職するところ。「あなたたち政治家は簡単に途中で放棄するのね」と言うセリフも良かった。やめられないですもんね。もう女王やめた~って言いたい日もたくさんあるだろうな。

こんなにはまるとは思いませんでした。シーズン3と4がすごい楽しみ。特にシーズン4はすごく話題になって物議を醸していたのでワクワクしてます。

絢爛豪華なお城やドレスも楽しみ。ネットフレックスで予算一番かかっているとか。

これも良かった。ブルーのドレスとおそろいのアクセサリー。目の色とぴったり。

いろいろな楽しみ方ができるので、これからも楽しみです。

本をもとに作られているので、この本買っちゃおうかなと思ったくらいです。















2021年2月3日水曜日

今際の国のアリス 4話まで見た感想 

 Netflix 日本のドラマ 

今際の国のアリス 2020年
Alice in Borderland



ネタバレなしの結論を言いますと結構好きです。特に2話が好きでした。ただ3話にちょっとがっかりして4話でちと盛り返しているところ。今後の様子見かな。偉そうですが。
予算が多くとられていて迫力あるシーンも多いです。ちと突っ込みもあります。

いわゆるデスゲームもので1話はちと「エスケープルーム」に似てました。
理不尽なデスゲームもので結構面白かったのが「ヒューマンレース」 こちらはかなりグロイです。

。。。。。。。


最近はと言うかここ十年以上日本のドラマも映画もほとんど見ていません。

一番好きだった日本のドラマはハワイに住んでいたころ見た「白い巨塔」です。な…何十年前?

昔々~トレンディードラマなどは見ていましたけど、恋愛ものが多くて苦手でした。それから日本映画はテンポが遅いものが多くて自分に合わないなあと思っていました。(今はきっと違うと思うのですが、食卓で延々話をする場面が多くて「それが良いんだよ情緒だよ」と言われそうですがだ、短気な私に合わない)

それに、住んでいるのがアメリカの田舎なので(言っちゃった)日本のドラマや映画はほぼ観られませんでした。

しかーし現在Netflixという素晴らしい素晴らしい救世主が現れた!

しかも世界各地のオリジナルのドラマや映画が見られる時代に!

ドイツのドラマを見たのはダークが初めてでした。あああ良い時代。

で日本のドラマ期待したのに、来たのは全裸監督……ううう、これは…どうしても見る気にならない。どうして日本のドラマだけAV監督の物語なの?しかも実在の人の。どうでしたか?これ。見た方に是非感想をお聞きしたいです。

なので日本物は今まであまり見なかったアニメを夫と見はじめました。『デスノート』にはまった夫が「きさま~」と新しい日本語を学び『進撃の巨人』にはまった息子の友達も日本語で「われわれは~!!」とか言い出す、そんなNetflix(どんなやねん)

アメリカのテレビでやる外国映画は吹き替えが多いんですが、ネットフレックスは字幕で見られるので外国語の学習に最高ですね。

『今際の国のアリス』に戻りますが、本当に久しぶりに聞いた(本物の日本語) アメリカの映画に出てくる(日本人)は中国人が多くて、いわゆる普通の日本語を話してないんです。いつもそれがすごく不満でした。

ネタバレなしの感想では、今迄のドラマと予算が全然違う!と思いました。日本映画より予算上かも。そしてデスゲーム系のよくあるやつかと思いきや、ゲーム内容も凝っていてよくできてる。

日本の街並みもどうやって撮ったのかな?CG?すごいです。

第2話まで本当に面白かったけど第3話でちょっと私は失速。4話でなんか違う展開になってきたので5話を見て見続けるか決めます。

ここからネタバレ


。。。。。。。。。


2話のリアルな団地の追いかけっこ?というか殺人鬼から逃げろは面白かった。でも馬の人なんであんなに強かったの?強いおばちゃんだったの?

3人が主人公だと思っていたのに3話で「あれれ?」こんな終わり方だったら宗教的なところ必要だったかなとか。後から伏線回収とか?

4話は迫力はありました。水がどばーとか。でもあのゲームはじっとしていればよかったということなのかな?

何人か(結構いっぱいかも)ムカムカいらいらする人が出てきて胸糞です。いまのところ主人公でも、ちとイラっとさせられます。細かいけど、4話でもらったお水なのに勝手に他人にあげないでとか。

ダメダメだった男が戦ううちにヒーローに。みたいなストーリーなのかな。

このドラマは夫も気に入っていますが、泣くシーンとかが長すぎる気がします。テンポ的に止まっちゃうから。

ガンツにしろヒューマンレースにしろ「誰が、なんのために」がちょっと弱いというかほぼ同じような感じにしかならないような気がします。

原作はマンガということなので読んでみようかな。











2021年1月26日火曜日

The Crown ザ・クラウン シーズン1 ネタバレ感想

 The Crown ザ・クラウン




シーズン1を見終わりました。エリザベス女王のストーリーに興味なかったのですが見て本当に良かった。こちらも素晴らしいドラマでした。

現在シーズン4まで放映されていて、シーズン4の元ダイアナ妃までどうしても見たいと思って1から見始めました。最初から見てよかったです。


シーズン1は1947年のエリザベスとフィリップの結婚式から。エピソード1はちょっと説明的な感じで「英国王室かあ」「おお結婚かあ」「国王、病気なんだ」と、ちと「すごく面白くなる?これ?」という失礼な感想でしたが、ちゃんと面白くなります。



5年後にケニア訪問中(ここも良かった)父国王の崩御。そして戴冠式。若き女王の苦悩と孤独。チャーチル政権、そして妹のマーガレットとの確執。すごいなあ~ほぼノンフィクションというのもすごいなあと毎回楽しみになりました。

特に妹とピーターの恋を、みとめてあげたい姉、みとめるわけにはいかない女王としての苦しみ。

わかる~いやいや、わからないけど、わかる気がする~。ここ長い時間割いて良かったです。


美人で社交的な妹マーガレット




もともとお父さんも国王になりたくてなったわけじゃなくて、正直お兄さんのわがまま(いろいろな気持ちはあったと思いますが、このドラマでは結構自分勝手なわがまま男として描かれています)「離婚歴のある好きな人できちゃった。結婚できないなら国王やめるわ」そして「弟、王様やって」ひえええ。

日本に置き換えたら結構大変なことですよね。英国でも大変なことだったのかもしれませんが、ありえないほどの重大事件。

そして国王の父が若くして崩御、いきなり女王になったエリザベスの苦労たるや。若くて結婚したばかり、子供だって小さいのにい。





エリザベス役クレア・フォイとフィリップ役マット・スミスがすごくうまいです。

特にマットスミスの(いきなり女房が俺より偉くなっちゃってやりきれねえ)という上目遣いの表情が素晴らしい。

1950年代の英国の男性にとって、屈辱が多かったのだと思います。「グウゥ、嫁~」





私が好きだったのは第9話 
老いたウインストン・チャーチル(ジョン・リスゴー)の肖像画のストーリー

あ~きつい。これは辛いけど良いエピソードだったなあ。ドラマの中の肖像画も年老いた姿でしたけど実際の肖像画もネットで見ました。燃やしたのは実際は奥様だったようですが、傷つく気持ちはわかるなあ。

現在だったらスマホの写真とか。ものすごくクリアにしわとかしみをうつしだして、やりきれなくなります。だから加工アプリがあれほどはやるんだと思うし、肖像画はちょっとかっちょよく描いてあげたら良かったのにい。

と、へんなところを思い出して書いてます。笑 素晴らしいドラマでした。

食わず嫌いは本当にダメだなと思いました。タイトルからほぼホラーを取らないと。そっち系もまだ大好きなんですけどね。これからはいろいろ見ます。

とりあえずシーズン2がめっちゃ楽しみです。