2019年1月11日金曜日

ブラックミラー シーズン3エピソード3「秘密」 感想

Shut Up and Dance (秘密) 

Black Mirror 
シーズン3 エピソード3





簡単なあらすじ

主人公のケニーは気弱で優し気な若い男性です。彼のノートパソコンが、ある日マルウェアに感染し、ビデオで行動を録画されてしまいます。そして「〇〇をしないとこの動画をばらまくぞ」と理不尽な脅迫が始まります。



ネタバレなしの感想
実際にビデをカメラで覗かれていたという事件がありました。悪意ある人物だとこうなる可能性もあるよというコンピューターの怖さを描いた作品です。
自分の(秘密)を誰かがのぞいていたら…それだけでもぞっとしますが、この物語はとんでもない方向に転がっていきます。
ブラックミラーはほぼ胸糞悪いのですが、これはまあ最悪に気分悪かったです。
私はちょっとはまれないエピソードでした。


ココからネタバレ感想。
見た方だけどうぞ。











自分の(秘密)を誰かがのぞいていたら…ケニー君の場合自慰行為を録画されたのです。

それを世界に発信するといわれても、なんでそこまで言うこと聞くの??って思ってしまいました。
銀行強盗とか。

やさしくうぶな感じがミスリードでしたね。

なんとケニーは児童性愛者で子供写真を見ていたのだというのが最後のオチでした。

ここで思い出したのが最初のほうでケニーが小さい女の子にやさしく接する場面。いじめられながらも優しさを忘れずに働く好青年のイメージが一気に吐き気を催すシーンになりました。これはうまい。

秘密の度合いによって刑罰が違うのかケニーともう一人の相手は殺し合いまでさせられます。
言うことを聞いた全員結局秘密をばらされてしまいます。

む、むなくそ悪う。

あまりすっきりするラストはないのですが、これはかなりでございます。


でもブラックミラー大好きです(笑)

一番新しいのはゲームのように自分でストーリーを選べるのだとか。

賛否両論ですね。私はだめかも。

昔のゲーム「ポートピア殺人事件」を思い出します。何回やりなおしたことか。
ぐうう。










2019年1月9日水曜日

ナルコス メキシコ編 6話までの感想

ナルコス 

シーズン1 シーズン2 シーズン3 

全部面白くてやめられなくてかなり一気に見ました。



シーズン1は1970年代後半から1992年の7月までの麻薬王パブロ・エスコバルの人生を追います。実話なのでドキュメンタリーの映像が入ったりします。





シーズン2は麻薬撲滅チームとエスコバルの戦いを描きます。シーズン2もすごくエキサイティングではまりました。

そして一番おもしろかったのがその後を描くシーズン3でした。

カリカルテル対DEAの対決。ホルヘさんのシーンはいつも立ち上がって見ました。ハラハラドキドキしすぎて(笑)

シーズン3だけ見てもいいかもというくらい私はお勧めです。つながりとか今までの経緯を知ったほうがいいので最初からのほうがいいんですが、ナルコス本当に面白かったです。


そして始まったメキシコ編。

私はちょっと期待が高すぎたのかハマれませんでした。

え!今までのと全然違うなあって。テンポとかいわゆる歯切れが悪いというか。あんな事件があったので、それでも制作したスタッフはすごいですが。

キャストも変わりました。

マイケルペーニャさん。大好きな俳優さんなんですがミスキャスト?ってちと思ってしまいます。明るくて良い人の役が多いので、何となく変な感じもします。





今回はハマれないなあって思いながら見ていましたが、第6話がすごくおもしろくて
「きた~~!!」やっと大興奮。

そしてサプライズもありました。

前10話なのであと4話はきっとすごい展開になるのでは!!と期待しています。





2019年1月8日火曜日

2018年私のナンバー1スリービルボード感想とびっくりした犯人説ネタバレ


2018年のベスト映画


あんまり(2018年)の映画を見ていなかったのですが、なんといっても一番心に残っている傑作は

スリービルボード 

three billboards outside ebbing Missouri




IMDb8.7  

アカデミー賞で主演のフランシスマクドーマンが主演女優賞
助演男優賞にサムロックウエルが受賞しました。

納得です。

で、すごく好きだった映画「なんて感想書いたっけな」とこのブログで探したら、あれ?

あれれ?書いてなかったよ!!(爆)

本当になんでしょうか?自分であきれてます。
ミスタータスクの感想は書いているのに!(笑)


簡単なあらすじから。。。。。


ミズーリ州エビングという田舎町でティーンの女の子がレイプされて焼かれる事件が起こります。それから7か月後 悲しみから立ち直れない母親ミルドレッドヘイズ(フランシスマクドーマン)が犯人を捕まえられない警察への怒りから3つの大きな看板を立てることにしました。その3枚の看板には

娘はレイプされて焼き殺された
未だに犯人が捕まらない
どうして、ウィロビー署長?

と大きく書かれていました。

名指しされたウイロビー署長(ウッディハレルソン)は町の人から尊敬される人物で街の人たちの怒りはミルドレッドに向かっていきます。
特にジェイソンジャクソン(サムロックウエル)の怒りは激しく町から孤立していくミルドレッド。
そこからとんでもなく物語は転がっていきます。

。。。。。。。。。

見たい映画として書いていました。過去記事 これから見たい映画

すごく好きで、でも切なくて悲しくて、そこに少し救いのあるような素晴らしい映画でした。

昔からアメリカの田舎のドラマ大好きなんですが、これは激しく胸を揺さぶられました。

いつまでも忘れられないミルドレッドの目つきや深く刻まれたしわに娘を殺された母親の苦悩と怒りがあらわれていて、きれいなだけの女優さんではミルドレッド演じられませんでしたね。素晴らしいマクド-マン。


取り巻く人々、ウイズロー署長、それからなによりサムロックウエルのジェイソンすごくうまくてアカデミー賞も納得です。



2018年のベスト 心に残る名作。本当にお勧めの映画です。





ココからネタバレ感想です。








私が受け取ったメッセージは「怒りだけからは何も生まれない。側面を見ると違うことも見えてくる。時には赦しも大事なこと」

結局犯人は誰かわからないんです。

きっとこれから先も。そしてそんな苦しみと悲しみと共にミルドレッドは生きていかなければならないんです。人生は続いていくから。

苦しくて悲しくて、でも最後のジェイソンとのシーンで少しだけ救われました。

いろいろなものを背負って人生は続いていくんです。

この映画の忘れられないシーンは看板屋のレッドをジェイソンがぼっこぼこにして入院させてしまい、同じ病室にジェイソンが大やけどで運び込まれたシーン。

勿論レッドは怒っていましたが、悲惨なジェイソンの様子を見て飲みやすいようにそっとオレンジジュースのストローを顔のほうへ向けてあげるシーン。

涙ぶわっとでました。こんなに静かで、感動するシーン見たことないです。
君を許すよ!と抱きしめるとかではなくて、そっとストローの向きを変える。

脚本が見事だと思いました。この瞬間からジェイソンも変わっていくんですよね。

私はあの軍人がやはり犯人ではないかなと思ってしまいます。新しい署長の隠ぺいかなと。そしてあの2人は殺さないんじゃないかと。

本当はそこまで見たかったんですね。はっきり「やっぱりこいつだった!!」とか犯人もはっきりわかって。すっきりしますよね。

そして最近読んだ驚愕の犯人説。


ツイッターでその人のブログに行き読んできました。

すごく研究されてて、聖書から有名な絵からなにから「こういう意味である」と書いておられて感心しました。

でも私の意見とは違いました。

その人は「ウイロビー署長こそが犯人だ」と。最初のシーンからネタバレされていると。

3枚の看板


娘はレイプされて焼き殺された
未だに犯人が捕まらない
どうして、ウィロビー署長?
反対から移しているシーンがあり

「どうしてウイロビー署長」
「いまだに捕まらないのか」
「レイプして焼き殺しているのに」

になると。そしてタイトルにも隠されていてBill の Boards  なのだと。

すっごいなあと感心しました。

でも違うと思います(笑)

映画って100人いたら100人とも解釈も見方も感想も違っていいと思うんです。私も評判すごく悪くても好きな映画もあるし、皆がいいと言っても苦手な映画もあります。

ただ、絶対にこうだからと決めつけてしまうのは反対ですね。私はこう思うという話を聞くのは大好きです。へええそんなふうに感じたんだあと。

だから私は一人で見るより家族で見て感想言いあうのが好きです。

やっとこういう映画を皆で見られるようになったなあ(笑)この映画のセリフすっごくすごく悪いです。

カン〇という言葉ファッ〇より10倍以上は悪いです。でも出てくる~~。実際に聞いたことないです。これだけは口にしませんようにお気を付けください 笑