ネタバレアリの感想なのでお気を付けください。
大傑作としか言いようがないブレーキングバッドですが、シーズン3は1と2に比べると家庭の問題が起こり離婚を迫られたりと、すこしだけスローダウンするエピがあります。
前半はウオルターとジェシーの仲たがい。
有名な(ハエ)のエピソードはイマイチだと思うんです。このエピソードはウオルターが少しおかしくなりかけているような描写なのだと思うのですが、ちょっと長すぎましたね。確かエピ10なので、ちょっと休憩ね、なのかな。
3ではハンクの精神状態もかなり悪くなっていきます。エルパソ行きを辞退してブルーメスの捜査をし、RVを突き止めます。RVを処分しようとしていたウオルターのところへジェシーが行くのですが、ハンクに尾行されていました。ここすごくハラハラしました。
ソウルに電話して奥さんが事故だと嘘をつくのですが、怒ったハンクにジェシーはぼこぼこにされて病院送りになります。慌てて病院へ行くウオルターですが、まだ仲たがいしたままです。
バッジと銃を取り上げられた日に殺し屋2人から命を狙われるんですが、手に汗握りました。ここはシーズン一番の盛り上がったところです(私てきに)
ほとんど話さずに冷酷に殺しを重ねる兄弟。怖い怖い
ちょいあらすじ
本来の標的はウオルターでしたが、金を生むウオルターを殺されては困るガスが「ハンクにしろ」と命令するんですよね。ハンクも撃たれますが、反撃して一人を殺し、一人は病院へ。ウオルターを見た殺し屋が目の色変えてベッドから転げ落ちたとき両足がありませんでした。忘れてたのでかなりショックです。
結局マイクに殺されますが、どうやって病室に入ったのかなマイク。
ハンクも下半身不随状態になってしまいます。シーズン3の11から最終回までは大興奮なエピソードでした。
負の連鎖というか薬物治療の場で出会った女性の弟がジェシーの友人を殺した犯人で、それが命令で行われたことを知りジェシーは二人を殺そうとしますが失敗して呼び出し。
無理やり仲直り(笑)をさせられますがジェシーは「子供を使ったことが許せない」と言いガスは「もう子供は使うな」と言うんですがこの二人はその子供を殺してしまいます。
怒ったジェシーは拳銃を持って行き、反対に殺されそうになりウオルターが車で二人をはねて殺します。
当然ガスは怒り狂い、助手としてゲイルを送りブルーメスの作り方を盗ませようとします。ゲイルが作れたらウオルターはいらないわけで、それに気が付いたウオルターはジェシーにゲイルを殺すしかないと説得します。
ある夜車でラボに連れていかれたウオルター。マイクが待っていて危機一髪な時にジェシーに連絡して「やれ!」と。ジェシーはゲイルを撃ってしまいます。
感想
ジェシーは薬の売人とはいえ人殺しとかできないタイプなんですよね。メンタルが弱い。
ウオルターはジェシーを息子のように感じているんですね。脳性麻痺でもしっかりした息子がいるのにね。
かわいそうなのはゲイルですね。
何も悪くないし、ウオルターのことを尊敬までしていたのに。
それにしても脚本が素晴らしいです。
あんまり入れなくてもいいのになというハンクとマリーの関係などもありますが、性格を掘り下げるのに必要なんでしょうね。
それにしても皆本当にうまいです。
ガスも表情がポンと変わるし、最高です。我が家はマイクとソウルが出ると大喜びですが、私はジュニアが一番好きなキャラです。ハンクのキャラも面白いですね。
キャラクターが好きだとドラマにも熱が入ります。反対にストーリーが良くても俳優がへただったり、好感が持てないキャラだと見たくなくなってしまいます。
ブレイキングバッドは脚本もキャラクターも俳優も皆素晴らしいです。
もうシーズン4の4まで見てしまいました。あああ~終わっちゃう2回目だけど~。