ブレーキングバッド シーズン2
2回目 日本語字幕 完走しました。
シーズン1ももちろん面白いですが、まだまだ助走というか準備運動です。
シーズン2は、すごかったあ。細かいところ結構忘れていました。
ただ、大まかな流れとかショッキングなシーンを覚えているので「この後こうなっちゃうんだよねえ」と思うとまた違う楽しさがありました。2回目も全然ありというか、そういう楽しみがありますね。
やはりこのドラマの完成度は半端じゃないです。
シンプルで飽きが来なくて、脚本も撮影も素晴らしい。なによりキャラクターがすごく良くて、演技も皆良いです。
そしてどんどん面白くなって(普通は下がっていくのに)大人気の絶頂期にすぱっと最終回を持ってきたところ。これが一番すごいなと思います。
人気のあるドラマはどんどん引き延ばして脚本もめちゃくちゃになり、広げた風呂敷たたまずにある日終了~ってのが多いんです。
なので、制作陣も素晴らしいと思います。
現代ものでなければやはりゲームオブスローンズが素晴らしいですね。
今日はブレーキングバッドについてなので、ゲームオブスローンズについてはまた今度。これも見直そうと思っているのです。
さてシーズン2
ネタバレ感想です。
↓
シーズン2のオープニングかなり初めのほうからプールに熊のぬいぐるみが落ちるところから始まります。
最初はプールに浮かぶ目玉で「ひ~」と思いましたが、ぬいぐるみの熊でした。
これ最終回に謎が明かされるんですが、忘れていたのでびっくりしました。
2は少し書いたとおりにトゥコとの争いがあり、サラマンカの名シーンのベル チーンチーンがあります(笑)
ハンクがトゥコを仕留めたとヒーロー扱いされますが、タフガイぶっているハンクのメンタルもギリギリなところの描写が良かったです。
特にテキサスでの任務で亀の首(!)の後はかなり精神に来てますね。そのかわりにウオルトはどんどん悪の道に踏み込んでいきます。
スキャンで肺炎の影を大きくな肺がんと勘違いして、寿命が短いと思い込み、さらにメスを作りに砂漠へ。ここでジェシーのせいで車が動かなくなって、おもろかったです。
ジェシーのキャラが大好きです。ワルになり切れない麻薬売り。ジャンキーに取られたメスを取り返しに行くところも良かったですね、キャラが良く描かれていて。
ここのジャンキー2人の顔があまりにも本物でリアルでした。老婆に見えますが、きっとまだ若いはず。ATMで頭をつぶされちゃいますが、子供に見せないようにするのがとってもジェシーっぽくてよかったです。
そんな好感度のあるジェシーですが、家を実の親から追い出されきれいなタウンホームを借ります。隣のかわいい女性と恋に落ちるのですが、麻薬リハビリ中の彼女と麻薬売りが一緒になり、あっという間にジャンキーに逆戻り。
12話だったと思うのですが、ウオルターがガスとの取引に成功して大金を手に入れたことを知りジェシーの彼女はウオルターを脅迫します。
お金を手に入れて彼女は「これで何でもできるわ!!」と言うんですが、何回か主語をIと言っててWeじゃないんですよね。意図的な脚本だと思うんですが、特に字幕には出ていませんでした。
夜ウオルターが「話をしよう」と戻ってくるんですが、2人とも麻薬で深い眠りに落ちています。彼女はここで自分の嘔吐で窒息死するんですが、私の記憶ではウオルターがわざと上向きにしたと思っていましたが、見降ろして泣いていました。
勝手に脳内で変更してたんですかね?不思議~!まさかアメリカ版と日本版違うとかじゃないよねえ?(映画とかよくあるので)
泣いてはいても横を向かせなかったウオルター。この回最初のほうにウオルターの赤ちゃんを横向けにするシーンがあります。危ないからね、と。それからジェシーが寝る時も「横向かないと危ないのよ」と伏線があります。
そして最終回でオープニングシーンにつながります。彼女のお父さんが仕事に戻って空港の管制塔の指令を間違えて飛行機が衝突したのでした。ここも息子は「あ!今言い間違えた!」と飛行機の名前が少し似てて言い間違えたのでした。
シーズン2ではソウルグッドマンも出てくるし、最終回にはマイクも出てきて、この後すぐにベターコールソウル見たいと思いました。
見てない新しいドラマたくさんあるのに、同じドラマ見たくなるんですよね。
英語版と日本語版字幕の違い
良かった点は難しい言葉が全部わかったところ。科学の説明をするところや例えばガンが治ってはないけれど安定した状態の
寛解(かんかい)Remission
とか知らなかったですし、今ちょっと忘れてますが、科学用語が本当に面白くて、これは字幕のほうが良かった。
反対に英語のほうがいいところは、セリフの面白さです。
日本で有名ではないようなことは全部カットしてありました。たとえば、ソウルグッドマンが偽物のハイゼンベルクを用意するシーンであとからハンクが「タバコひと箱でどこにジミーフォッファが埋まってるかも告白するぜ」というシーン。「あいつは嘘つきだ」というような字幕になっていました。
アメリカではすごく有名なジミーホッファですが、日本ではあまり聞いたことないと思います。
Wikiより
“ジミー”ジェームズ・リドル・ホッファ(James Riddle "Jimmy" Hoffa、1913年2月14日 - 1975年7月30日?)は、アメリカ合衆国の労働組合指導者。全米トラック運転組合(チームスター、International Brotherhood of Teamsters(IBT))委員長を務めた。1975年に失踪し、1982年に死亡宣告。マフィアと手を結び、長年にわたり不正行為を働いたとされる。
で、謎の疾走は殺されて埋められてるというのが定説です。
いまだに発見されていなくて謎なのです。なので「どこか知ってる」というのは、うその代名詞によく使われます。
それから「キャプテンアメリカ」も「ヒーロー」とか。
特にハンクが結構面白いこと言ってるので、そこがちょっと残念ですね。
シーズン1でもそれは感じました。ハンクもっと口が悪くて例えばジェシーをつかまえに行くときも字幕では「白人かヒスパニックか賭けようぜ」って言ってるんですが、ヒスパニックなんて言ってないから(笑)大変悪い言葉のメキシコ系という意味の言葉でした。だから隣のメキシコ系の相棒がムッとします。
それからトゥコを同じヒスパニック系というだけで「お前の友達な!」というハンクにパートナーはすかさず「お前もチャールズマンソンの友達かよ」って言い返します。同じ人種だからって友達じゃねえよって感じに。ここも日本語字幕じゃなかったです。
見比べて聞き比べるのすごーく面白いです。3も楽しみです。