2019年2月24日日曜日

セブン Seven 好きな映画


好きな映画シリーズ


エイリアン2とゴッドファーザーは長年の不動のナンバーワンツーです。

その後は順番はつけられず、 ゴッドファーザー2 ターミネーター1と2 グッドフェローズ カジノ LAコンフィデンシャル ヒート

などが控えております。セブンも大好きで、時々見返したくなります。

Seven


1995年

監督 デヴィッドフィンチャー
主役 モーガンフリーマン ブラッドピット

映像が本当にかっこいいです。銀残しと呼ばれる手法だそうです。どういうのかよくわかりませんが(色)でこの映画好きだなーと思うものも多いです。

エイリアン2の青 ゴッドファーザーの闇 これは当時暗すぎると言われたそう。最初のとある人物がゴッドファーザーに相談するシーンなんて顔見えないですもんね。それがかっこよかった。

それからセブンのオープニング。不気味でスタイリッシュです。時々入るキーッというノイズも不快でいいですよね。

デビッドフィンチャーだから見るのやめようかなと思っていました。エイリアン3で怒り爆発だったので。今では好きな監督でNetflixのマインドハンターもおもしろかった。

エイリアン3は置いておいて、セブンの冒頭から。

ザーザーといつまでも振り続ける雨。

そして匂ってきそうな汚さで暗い町。

どんよりと陰鬱で好きです。


架空の町だそうですが脚本家はニューヨークにいる間に完成させたそう。ニューヨークのイメージある~。悪い地区の。←ゴメン行ったことないけど。


でも撮影はLAだと聞いてびっくりしました。6日目までのあのどんよりザーザーはセット?ホースの水なんですかね?LAほとんど雨降らないですもんね。ここには住んでいたので乾燥でからっからなのは知っています。青い空ではありますが犯罪は同じくらい多いということも。撮影秘話ぜひ見たいと思いました。ブルーレイとか入っているかな?


昔、映画と同時くらいに本が出たので見た後に買いました。アメリカはプログラム(って言うんでしたっけ?)ないんです。で、原作ではなくて映画のノベライズを読みました。

最初にサマセットが身支度をするシーンでバラ柄の何かが映るのですが、その本によると刑事を引退してこの喧騒な場所を離れ、片田舎に古い家を買って暮らすという願いを込めて、その家の壁紙を持っていたそうです。(だいぶ前に読んだのでうろ覚え。後で探してみます)

そういうエピソードは全然出てきませんでしたね。ちょっともったいないなあと思いました。

サマセットの人柄がでてますよね。脚本家のイメージはウイリアムハートだったそうで、最初のオファーもアルパチーノだったようです。アルパチーノだと、もっと冷たい感じでしょうか?

これは今ではモーガンフリーマン以外考えられないです。

「子供は見ていたのか」と心配したり、、ミルズの家での食事中の大笑いとか、トレーシーに頼りにされるところ。プロに徹しているけれど、ちょっと暖かいところ。


私の一番好きなシーンがトレーシーから電話があってダイナーのようなところで話をするシーン。

あのシーンがすごく好きです。

それから刑事ミルズ役をしたブラッドピット。最高の演技だと思いました。映画によってはちょっとダメな時もあるブラッドピット。ミルズの経験は少ないけれど向こう見ずで短気な若い刑事。ぴったりでした。

警察署で結果を待っているだけの時に「なあ、外に行こうぜ、待ってるだけなんて」と大げさな手ぶりで言いながら椅子をギャーコギャーコ揺らすところうまい(笑)

それから当時気がつきませんでしたが、上司がRリーアーメイだったんですね。フルメタルジャケットの鬼軍曹です。

最初に犯人役でオーディション受けたそうですが「情け容赦なさすぎ」と上司役になったそうです。あの上司は物静かで、まさかRリーアーメイだと思いませんでした。


セブンの最初の殺人事件からものすごく悲惨なのですが、あの暗い暗い映像にある意味救われます。あれは明るいところで見たくないですね。

サイコサスペンスの傑作です。ホラー映画よりもうんと怖いと思います。

まだ見ていない方うらやましいくらいのお勧めサイコサスペンスです。







この先ネタバレです。








セブンと言えばあのラスト。賛否両論あるようですが、私は良かったと思います。

すごく絶望的なエンディング。えええ~~~と立ち上がった記憶があります。もう何回も見たから今は何ともないんですが。

What's in the BOX!!! というあのセリフはアメリカで有名です。この映画と言えばあのセリフというのが日本と少し違うのです。それは今度書きたいなと思います。

夫が中華のテイクアウトを買ってきたときなどに真似しています(笑)What's in THE BOX!!!って。「似てねー」って言われたけど(爆)

実は箱の中身は一度も映っていないし、撮影もしてないのだそうですが「俺は絶対に見た」という人が後を絶たなかったそうです。これもなんか怖いような。

たぶん、一瞬だけ映るトレーシーの笑顔の記憶が混じっているのかなと思います。

ミルズが撃とうかどうしようか迷っているときに一瞬映るんです。ここ凄く生きてますよね。あの時、瞬きしてしまった人もう一度ご覧ください。

ベッドに縛られていたヴィクターが咳をするシーンとか飛び上がるシーンが多かったこの映画。見直すと「うん、ここがいいな」とか落ち着いて見られます。
飛び上がらないで(笑)

最近すごく怖いサイコサスペンス少ない気がします。羊たちの沈黙も好きなのですが、ああいう良質な映画、でもぎゃ~~っと叫んでしまうようなの、また見たいです。















0 件のコメント:

コメントを投稿